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「どしたん？ 何かされたん？」
今更しらばっくれようとしたって無駄だ、私は話を聞いた。
何故そんなに信用するのか、と言われてしまったら辻褄があうからとしか言えないけれど。
「……話、聞いたの。ゾムが、」
「やった、バレたんならしゃーないわな。で、誰に聞いたん？」
話を遮られ、ゾムはやった事を自ら言った。
誰から聞いたのか、これには私もどうも言えなかった。
正直に言ってしまったらその子がどうなるか分からない。
迷っていると再度だれに？、と聞かれた為咄嗟に言ってしまった。
「ルシアちゃんと、チーノくん」
「ほぉん……？ なぁ、A。お前はそれ聞いてどー思った？ 俺から、離れる？」
しゅん、とした可愛いとも思えてしまう表情。
……というか、何だ。
離れないと思っていたのだろうか。
私は散々辛い思いをしたのに。
「……正直、信じれなかった。でも、同時に辻褄も合うから、信じなきゃ、て思った。
離れたい。怖いから離れたいって、其れが本音。だけど、幹部である限りそう勝手な事も出来ないから……」
言い終えない間にナイフが飛んできた。
言わずもがなゾムの物。
「俺から、離れたいなんて、言わんとって、や！」
「でっ、でも、ゾム、が！」
ナイフを投げ返すと彼は直ぐ戦闘態勢に入った。
力付くで離れさせないつもりなのだろう。
私もナイフを取り出し戦闘態勢に入る。
先に動いたのは、ゾムだった。
ひゅっ、とナイフが頬を掠める。
「っ！ ゾム、こんなん意味あらへんて……！」
これは本気だ。
戯れ合いなら頬を掠めるなんて事しない筈。
当てないだろう。
それを察知し止めようとした矢先、止めてくれる人が来た。
トントン、だ。
「お前等うっさいねん、外でやれ、て……、は？ ゾムとA？ 何で？」
ゾムはシャオロンやコネシマと遊ぶ事があるが、私は滅多にない。
それに異常だと気付いたのだろうトントンは人を呼び出した。
が、ゾムがインカムに向けてナイフを投げたので、通信は途切れた。
「連絡すんな、」
「はぁ？ お前はまだしもAがやるなんて異常やろ」
ゾムの標的が増えた。
その相手はあのトントン。多分軽く3徹位はしてる。
トントンはゾムの本気度を見るなり恐ろしくはやい手つきでゾムを気絶させ、医務室へと連れて行った。
只呆然としている私にトントンは
「……災難やったな、部屋戻っとき」
と言ってきた。
ゾムの事で手一杯な筈なのに私を気遣ってくれるだなんて、さすトン。
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白瀬(プロフ) - この作品はもう更新できません！ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kur0se16/ ←リメイク版を書きました元1939現白瀬です！コメントなんて見てる人いるか分かんないけど宣伝！良ければ見てください！！ (12月25日 13時) (
レス) @page2 id: 88f60c6208 (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 理沙（まいか）さん» 返信遅くなり申し訳ありません、コメント有難う御座います。把握いたしました、修正しておきます。 (2022年3月1日 15時) (レス) id: 82056bb584 (このIDを非表示/違反報告)
理沙（まいか）(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。フォントを配布している者です。私のフォントの中にライセンス表記が正しくないものが多かったため一度利用停止してもらってもよろしいでしょうか？ (2022年2月24日 17時) (レス) id: 4a1dde520e (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 移行先です。御迷惑お掛けし申し訳御座いません。 (2021年6月24日 18時) (レス) id: cf06e0e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1939 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月28日 7時
