5話：母 ページ8
りうらとの電話を切って、机に向かったはいいものの...。
うん、全くわかんない。もう才能なんじゃないかってくらいわかんない。
『あぁぁぁ〜！やりたくないぃぃ！！』
もうこの問題とか意味わかんないし！
やめだやめ！寝てやる！
と、そんな具合で課題を放棄し、ベッドに寝転んだ。
そしてうとうとしていた頃、タイミングを見計らったかのように電話が鳴った。
こんな時間に誰？非常識だなぁ。
なんて考えながら電話に出ると、電話主は私の母だった。
『ふぁ...母さんこんな時間にどうしたの？』
＜あ、ごめんね、寝てたよね。また明日かけ直すわ。＞
『いいから。大事な用なんでしょ？』
電話を切ろうとする母を呼び止める。
すると母はこう言った。
＜あのね、お母さん、事件、おこしちゃったの。＞
『は？』
申し訳なさそうにそう言う母に、私はそう返すことしかできなかった。
事件？人を巻き込んで？
『...明日にはそっちに帰るから。』
＜あ、ちが＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
何かを伝えようとする母からの電話をぶち切って、新幹線のチケットを取った。
明日の講義も休むって伝えなきゃ。
淡々と準備を進めていると、いつの間にか夜が開けていた。
眠い目を擦り、新幹線に乗り込む。
そうだ、昨日寝てないんだった。
でも乗り過ごしちゃダメだから。そう思い、自分の頬を軽くつねる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ついた...。』
久しぶりの地元。
懐かしいな、なんて思っていると、母の事件のことを思い出した。
ヤバいヤバい。早く向かわないと！
スタスタと道を歩き進めると、我が家が見えてきた。
とりあえずインターホンを鳴らしてみる。
「はーい。」
中から母の声と、足音が聞こえた。
事件って...一体何をやらかしたんだろうか。
『母さん。事件って＿＿＿＿＿＿＿＿＿』
「逃げちゃうから早くあがって！」
逃げちゃう？え、誘拐でもしてるの？？
自分の母を疑いながら、家に入る。
『え、それで事件ってなんなの？』
「あぁ！そうそう、この子がね〜、」
この子？やっぱり誘拐？ねぇ誘拐なの！？
情緒不安定になっていることは置いといて。
私はゆっくりと母の指差した方を見た。
すると、そこにいたのは＿＿＿＿＿＿＿＿＿。
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Near(プロフ) - Kinyari*さん» 結瑠さんお久しぶりです🙌🏻こちらの作品を検索避けするの忘れてました💦ご丁寧にありがとうございます！すぐに訂正させていただきます😊 (2023年4月25日 22時) (
レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
Kinyari* - 久しぶりに来たのにこういうこと言うのまじで申し訳ないんですが、タグとタイトルの一部を検索除けのものに変えてもらってもいいですか…？詳しくはこちらhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/knskyk1/ (2023年4月22日 16時) (レス) id: 88e6604fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Kinyari* - 久しぶりです！この作品で一番最初にコメントしてた結瑠です。 (2023年4月22日 16時) (レス) id: 88e6604fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Near(プロフ) - えある。さん» ありがとうございます…！かたつむり更新の掛け持ち常習犯ですが、応援していただけると嬉しいです🥺ずっと見ててください（？？） (2023年4月1日 18時) (レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - 神。すごいですね!!ほんと、、、ほえ？語彙力？なぁにそれおいしいのぉ？wwwずっと見ます。ずっと見てます。ありがとーございます!!w (2023年3月30日 15時) (レス) @page20 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年8月20日 20時
