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「小島ぁ」
小島「おー」
「はは(笑)、疲れてんの？(笑)」
小島「誰のせいやねん」
「いやあたしのせいではないやろ！」
小島「おま、前見て歩けや！」
Aが振り返って言うと、怪訝そうな顔をしてAの肩を少し押す
今日の弁当に箸が入ってなかったやら、体育で足を捻ったやら他愛もない話をしてると少し広い道になって、2人が並んで歩く
しばらくするとAが前を向きながら気まずそうに
「ありがとうな小島。
ほら、あたしの高校そんなあたしの事知ってる人おれへんから…あーやって直接来られんの初めてやって…」
小島「おう」
チラッと小島の方を見ると携帯を見ながら、聞いていたのかわからない返事をした
「ってちょっと、なあ！なにケータイいじってんねんコラ！」
小島「あー…おわ！ちょっ、わか、わかったから！」
横から無理やり携帯を奪おうとするAの手を抑えながら、携帯を持ってる手を自分の頭より高い所へ上げて避難させる
小島「はいはい。ほんまお手数おかけされました。」
「なんやその日本語！あたしが言うやつやろそれ！」
再び歩き出す2人
少し先にいつも通っていた道の風景が見える
小島「ほんなら…」
あと数メートルで道に出るところで小島の口が開き、Aが顔だけ小島の方へ向ける
小島「来週からはこっちな。お前の学校からもちゃう道で行けるし。迎えに行くから先に帰んなよ。」
「…うん」
小島「なににやけてんねんきっしょ(笑)」
「うっさい！また明日な！」
小島「あいー」
広い道はちょうど2人がわかれる道だったようで、そのまま解散する
一方的な小島の約束は、Aにとっては、自分を守ってくれる、そんな風に聞こえた
その日から、卒業するまでずっと2人で、たまに3人で帰ったことは紛れもなく彼らにとっての青春である
2人が別れて、冬の始まりを告げるような冷たい風が吹き始めていた
小島「っ寒！」
そう言って小島は、Aの後ろ姿と夕焼けが写った携帯をポケットに閉まった
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鹿丸(プロフ) - やこさん» とんでもないです!!もったいないお言葉ありがとうございます!! (2020年6月11日 0時) (
レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 天才ですね、大好きです、、、いつも更新楽しみにしております (2020年6月10日 2時) (レス) id: 1e3fb893f2 (このIDを非表示/違反報告)
鹿丸(プロフ) - 瑠架さん» うわぁありがとうございますめっちゃ嬉しいです!!自己満なんで暇つぶしに見てやってください！ (2020年5月28日 17時) (レス) id: 5a84809dd5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠架(プロフ) - めちゃくちゃおもしろくて好きです!(急にごめんなさい笑) (2020年5月27日 15時) (レス) id: 5690f7e03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月25日 15時
