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《西村》
だって恭平くんいるし。今日まだ1回も喋ってないし。
“二人ともなに話してるんですかー！”
…って行ったらいいやん普通に！！
なに頭ん中でシュミレーションしてんの自分！！
恭平くんに前オススメしてもらったお店のこととか、話すことあるやん！！
なにAちゃんごときに緊張してんの俺！！
…いやちゃうし！！
いやいやいやいや！！！は！？緊張してないし！？は！！？
Aちゃんやで！？あの、未だに中学生に間違われるちんちくりんの！！！！
大丈夫、なんも緊張することなんてない！！！
…ていうか何話してるんやろ、気になる…
もうちょっと近づいて、入るタイミング計ろ…
「次の話でどうなるかよな！」
高橋「まじわかります、次で展開変わりそうっすよね！」
「誰とくっつくんかな(笑)」
…くそ、全然聞こえへん
そこの自販機とこまで行ってみよ。
よし、ここなら聞こえるはず…！
高橋「俺的には告白してもいいかなって思ってるんですけど…」
コクハク？……………
え、告白！！？？
ちょちょちょ、何言ってんすか恭平くん！！！！
ていうかそんなド直球に聞きます！？ふつー！！
え、Aちゃんは？？…
「あたしも同じこと考えてた。」
アタシモオナジコトカンガエテタ？？？
いやなにこの月9みたいな流れ！！！！？！
俺月9見せられてんの！！！？！！！！！
てか、2人ってそういう仲やったん！！！？？！
……そ、そりゃ、
俺らは別に恋愛禁止でもなんでもないしけど、
そんな…
同じグループで…
Aちゃんなんか、昨日までずっと俺に冷たくされて拗ねてたくせに…
ちゃっかり恭平くんといい感じやったとか…
俺、全然気づけんかったし…
くそっ…なんでこんなイライラするねん。
…部屋戻ろ。
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月3日 1時
