スカートでもバク転させて！２ (ページ13)

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《末澤》

「えっあれは？」

Aが濡れたジャケットを指さす

正門「ああ、あれ、誰かの落し物らしいねんけど持ち主がなかなか見つからへんから、警備員の人がもう処分しよかーて言うてたやつやで。
みんなの中に落とした人おらんか聞こうと思っててん。でも誰もおらなさそやったし、やっぱ処分かなあ。」

末澤「え、正門のちゃうの？」

正門「さすがにジーパンにジージャンはちょっとねぇ(笑)」

西畑「あれ、長尾とはっすんどこ行くん？」

ギクッ
長尾「俺今日早く帰らなあかんのやったー( ;ﾟ³ﾟ)」

大橋「俺も俺も！よかったなあ思い出して！！」

正門「レッスン終わってから今までずっといたんたゃうん」

西畑「ちょ、何でとるんA～！それで写真撮ろうや～！！」

頭のカチューシャを乱暴に取って投げ捨てたAは、言語化できんくらい怒った顔で大橋と長尾の名前を呼んだ。

大橋「なっ、A！！ご主人様やで！！俺ら！」

長尾「ほ、ほら！契約書！！！」

「なぁにがご主人様やぁ！！！！！！！！！！！！よくも騙しやがってぇ………

あ、コラこっち来い！！！！！！！！！！」

逃げる二人を追いかけてったA

正門「俺のやと思ってその口止めになんかやらされてたんかな？(笑)」

西畑「うわなにそれせっこ！！！」

呆れる正門といいなーと羨ましがる大吾。

末澤「正門ご名答や。大吾はそっち側なんや(笑)」

西畑「誠也くんなにさせたんですか？」

末澤「いや俺はなんも…」

とは言いながらもさっきのハグを思い出してちょっと顔がにやけてたらしく、大吾に変態！と言われたのでしばいといた。

あの後、俺らの中で罰ゲームでメイドさせるのがちょっとした定番になって、長尾のカチューシャは大活躍した。

Aは1回も付けへんかったけど。

カチューシャを付けるのを断ってるAを見る度

メイドのAとハグしたんは俺だけっていう優越感に浸れたのはここだけの話。