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《末澤》
数十秒でお茶を買ってきたAを長尾がさらにいじめる。
長尾「ちょっとちょっと〜お茶と言ったら十六茶でしょ〜！！」
「えぇっ、だってそこの自販機のお茶それしかないんやもん！」
長尾「全くしゃーないですね、
何してるんですか、飲ませてくださいよ！ほら！」
目つぶって口を開けてる長尾に、小さく舌打ちしてそおっとペットボトルを近づけてお茶を飲ます。
末澤「………。」
大橋「………。」
「……………。」
長尾「…………ぶ…ぶへえぇぇっっっ！！！！
ゲホゲホっ！！ちょ、ちょっと、苦し…ゲホゲホっ！！
なんでずっ…なんでずっと飲ませてんすか！！殺す気ですか！！！！？？！！」
よく飲むなーって思ってたら、
喋れずに止めてと言えへんかった長尾がお茶を吐き出して、そう訴えた。
「だって長尾ちゃんが飲ませてって！！！」
スっとジャケットを指さす長尾
「ご主人様が言わはったんですえ。」
長尾「あーもう俺まで濡れたじゃないですか！拭いてくださいよ！ほんでなんすかその芸者さんみたいな口調！！雰囲気ガン無視じゃないすか！！！」
自分が吹き出したお茶で首とか顔とかが濡れてる。
それを、近くにあったティッシュでふくA。
大橋「くそーなんか思ったよりいい気分になれへんなあ〜」
末澤「お前ら子供すぎんねん」
大橋「なら末澤なんか命令してみてよ！」
えぇ〜。
そーだそーだって言って2人で俺の方を見る。
ちらっとAの方を見ると、すごい身構えた感じでくじ引きひくみたいな表情
うーん、そやなぁ…
末澤「んじゃあ、癒して？」
寝不足でちょうど疲れてたからそう言うと、
大橋「いやお前それはない(笑)」
末澤「はあ！？メイドといえばこれやろ！！」
大橋にバカにされたから言い返すと
Aが近寄ってきて俺の前で手を広げてきた。
「……はい」
様子を伺いながらちょっと上目遣いになってるAに若干しゃがみながら近づくと、
そのままぎゅっと抱きしめられた。
「きょ、今日もお疲れ様でした？……」
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月3日 1時
