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《西村》
西村「ほらやっぱ……え？」
質問攻めする道枝くんを黙らせて、言い切ったAちゃんの言葉に耳を疑う。
ツキアッテナイ？
「ものっっっっすごい勘違いをしてるみたいやけど、あたしは誰とも付き合ってないし、誰とも付き合うつもりもない！！」
西村「えっ、恭平くんは？」
「なんでそこに恭平が出てくんのかが皆無やねんけど。5000歩譲ったってありえん。」
わ、恭平くんドンマイ。
「もー、いらんこと言いふらされる前でよかったわ。ほらレッスン始まるし行くで。」
やれやれて感じの顔でみんなのもとに歩き出したAちゃんに斗亜もついて行く。
なんや、俺の勘違いか…
じゃああの会話はなんやったんやろ…
でも本人の口からちゃうって今聞いたし
道枝「なんやねんよかった〜恭平のこと殴り殺すとこやった〜」
キレイな顔でドス黒いセリフを言うと、同じようにみんなの方に行った。
俺も行こ…！
いつの間にか心のモヤモヤはなくなってて、
嬉しいような、安心したような、そんな気分やった。
その後のレッスンで振付師さんに、表情が明るくていいって褒めてももらえたし、
俺の機嫌はその日ずっとよかった。
後から2人は少女漫画の話をしてたらしいってことを誰かから聞いた。
どんな漫画とかも言われたけど
そんなことどーでもいい。
だって今の俺はすこぶる機嫌がいいから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高橋「最近やたらとニシタクにマウント取られる…」
大橋「なんで？」
高橋「いやこっちが聞きたいっす！！！！」
大橋「なめられてるか嫌われてんのちゃう(笑)」
高橋「まじか俺なんかしたっけ…」
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月3日 1時
