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《流星》
西畑「ま、まあまあ！そんな急がんでもいいんやないっ？」
流星「あんたレッスン前に集まらなあかんて言いいにきたんちゃうん！？」
「そうや！なんといわれようともどるで！
まさや、かけて！さいみんじゅつ！」
佐野「分かりました！」
体が戻っても大丈夫なように、自分のTシャツに着替えるAちゃん
ズボンは履けてないけど、足の先が通してある
佐野「ほなこの5円玉見ててください…」
催眠術にかかったときと同じ要領でタコ糸にぶら下がった5円玉を左右に揺らす昌哉
それを真剣に目で追うAちゃんの後ろで
あぁ〜って名残惜しそうに見る人達
佐野「目を開けるとあなたは5歳児から元に戻ります。体が5歳児から元に戻ります。5歳児から…
3、2……」
ばっ！
例の文言を唱えてAちゃんの顔から昌哉が手を離す
かかったときと同じように服の中にくるまって倒れてるAちゃん
…も、戻ったんかな？？…
佐野「いけましたかね？…」
流星「Aちゃん？だい、じょうぶ？？…」
恐る恐る声をかけてみるとゆっくり起き上がるAちゃん
「…ん…
お、おお！戻ってる！！！！」
流星「よかった〜！」
佐野「もう僕、自分の才能が恐ろしいです！」
元の体に戻れて、安堵と喜びの僕達とは対照的に
後ろの大人組は明らかにテンションが下がった表情
末澤「…戻ってもうた」
大橋「…束の間の癒しやったな」
西畑「…言うたらあかん、言葉にしたら余計虚しいで」
「はあ！？なにその顔！一気に興味ないみたいな顔！！！！」
いつも通りの風景に目を細めて壁の時計に目をやると、
ちょーどレッスンの30分前になってて、
流星「ほんまに間に合ってよかったな〜」
佐野「一時はどうなることやらってこのことですね！…って、小島くんいつまで放心状態なんですか〜いい加減…
…小島くん？」
昌哉が催眠術かけてからずっと黙ってる小島くんは昌哉に話しかけられても反応がなくて、なんか様子がおかしい…
すると騒いでた4人が僕と昌哉の異変に気付いたようで、揃ってこっちに寄ってくる
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作者名：鹿丸 | 作成日時：2020年5月3日 1時
