募集企画案譲渡

人に光を、病魔に罰を ページ23

――病魔それは人を蝕むもの。悪魔の一種であり人の体を、心を内側から壊すもの。人の不摂生のせいか、怠惰か、退廃か、堕落か、理由はわからないが最近病魔が異常なほどに強く、異常なほどに増え続けている。そうして作られたのが病魔を倒すための天使。癒天使。彼ら彼女らは普段は医者に化け、病院を経営し、人の体に潜む病魔を退治する。そして、病魔の活性化の原因を究明し、その活動を抑える。それこそが役目。



我らは病魔。我らは人を蝕むもの。人の体が病により朽ち果てていく哀れな様を見てほくそ笑む悪魔。とある宗教団体により、長らく眠っていた病魔の邪悪なる知能。思考。それが目覚めた。今こそ行動を起こす時だ。貧弱な人間共の体をいじくりかえし、天使を殺し、世界を病魔の住みやすい世界に作り替えるのだ



私達はメランコリック。病魔を信仰する宗教団体。病魔教。何百年も前、私達の主、病魔の邪悪な心が封じられた。生け贄は揃い、儀式を終え、病魔を活性化させた。病魔の為に、命を尽くせ。



何故か最近病気にかかりやすい。何故かは知らない。でも何かが起こっている。突き止めなければ……怖い。何もわからない……僕ら(人間)ごときじゃわからない。

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