この度恋をしました。

ぇ ページ47

なーちゃんとお店を出て分かれる。





菜津｢んじゃあ！気おつけてね｣





｢うん！なーちゃんも気おつけて！｣





自分の家までちょっと遠いいけど歩く事にした。





？｢あの！｣





振り返れば店員さん





えっと…名前…なんでしたっけ





加藤｢すみません、帰るのかなって思って声掛けちゃいました笑｣





なんて嬉しそうに話すこの人はどこか玲於さんの無邪気な笑顔に似ていた。





歩きながらいろいろ話しているうちに、なんだか少しだけほんわかしていて優しい方なんだと分かった。





それと、フルネームは加藤英翔(えいと)って言うらしい。





ちなみに私の1つ上。





加藤｢そういえば、Aさんがいつも食べてるあれ、俺がはじめて考えたレシピなんだよね！｣





｢あ、そうなんだね！｣





なんて楽しく話して加藤君はさり気なく私の家まで送ってくれた。








〜玲於said〜




タクシーで自分の家の近くまで乗って、降りる。





自分家のビルのエントランスに見える二人の男女の影。





よく見れば…





A？





なんだか楽しそうに、俺の時はあんまり見てくれない顔も彼とはしっかりと目を合わせて話している。





…。





もしかして…





なんて嫌な事が頭をよぎる。





やっぱりAは俺の事よく話しかけてくる家が近い人ぐらいにしか思ってなかったんだ。





Aと背の高い優しそうな男の人は分かれてAはエントランスの中に入って行った。





付き合ってんのかな…。





( 隼｢グズグズしてるとAちゃん取られちゃうよー笑｣ )





どこからか隼の声が聞こえた気がした。

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