この度恋をしました。

そ 玲於 ページ38

まったり午後のテレビを見てて気づけば2時。





最初は大袈裟に言うとソファーの端と端だったけど、今なんて超距離近い。





俺の服着て俺ん家のシャンプー使ってるはずなのに普通にAの匂いするし。





ふと横見ると頭がコクコクと眠たそうにしていた。





それをしばらく何気なく見ていればAの目が閉じる。





昨日は泣いて、今日は笑って、疲れたんだろーな。





折角二人っきりなのに…ってちょっと寂しい。





から、





〖カシャ〗





ホーム画とかロック画にしたかったけど…さすがにキモいよな笑





やめとこ。





こーやって見るとやっぱ佐々木希だなー。





ってかちっちぇー、顔





A｢んん…｣





薄らと目が開いてきて、俺と目が合うとへにゃって笑う。





ねえ、ダメそれ///





A｢ごめんね…寝ちゃった…笑｣





って寝起き独特の掠れ声にまたキュンキュンする。





｢ん///｣





別にいいよ、とかそんな気が利くような言葉をかけてあげる余裕が自分になくてとりあえず照れ隠しで手一杯。





A｢はー、玲於さんの家に居候もあっという間だー！本当にお騒がせしました！｣





ああそっか。





今日の夜にはもう1人でこれからまた事務所でしか会えない人になんのか。





…嫌だなー。





まあでも、AにはAの生活があるし。





｢確かにな、あっという間だった。｣





A｢んね！でも、私が勝手に思ってるだけかもしれないけど玲於さんと仲良くなれたかなってちょっと思ったよ！玲於さんって、女性苦手じゃん？だから仲良くなれないかなーってちょっと心配だったんだー！｣





｢あ、そーなの？笑俺なんか、どーやったらAと仲良くなれっかなーとか考えてたけど笑｣





A｢ふふ笑まあ仲良くなれてよかった！玲於さんにならなんでも言えるってぐらいの友達になれたかな！｣





｢そりゃ良かった。でも、俺もっとAと仲良くなりてーなー笑｣





なんて、好きだよって意味を込めてる言うけど純粋にAは受け止めて





A｢うん！もっと仲良くしてね！｣





なんて言って、俺が好きな笑顔を向けた。

ん→←は 玲於

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