この度恋をしました。 (ページ29)

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っ玲於ページ29

お酒が入った亜嵐君に飲まされてベロンベロンになったAを担いで帰る。

タクシーの中でAが寝ちゃったみたいで着いたから起こす。

｢A着いたよー｣

そしたらトロンとした目を開けて俺に身をゆだねる。

ったくこの酔っぱらいわ！って思ったけど内心嬉しかったり。

Aの家の前に着いた。

｢A、鍵どこ？｣

A｢財布のにゃかー｣

にゃかね笑

バックを拝借して財布の中を見るけど…

｢鍵なくね？｣

A｢ありゃー置いてきたかもー｣

ってふにゃふにゃしてる。

いやいやいやいや！は？置いてきた！？

｢どこに？｣

A｢なーちゃんの家かなぁー｣

…え？ちょっと待って？

もう1回拝借してAのバックの中を探すけど鍵に見えるものは無かった。

菜津の家に電話しないと。

もし涼太君とあれしてたらごめんね？笑

案の定数コールで菜津…ではなく涼太君が出た。

涼太｢玲於どーした？｣

｢ごめん、してた？あれ笑｣

涼太｢してねえよ笑今菜津寝かせたとこ、んで？｣

｢Aの家の鍵、菜津ん家に無い？｣

涼太｢ちょっと待ってね｣

涼太｢えーっと…多分あった！机の上に｣

｢あ、ほんと？良かった｣

涼太｢んじゃ、明日返すねー！お休みー｣

｢いや！え！？ちょっ！｣

ﾌﾞﾂ、ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ

明日返すねー！じゃねえよ！！！

Aどうすればいいの！

もっかい電話しても出なくて涼太君にLINEすると

涼太Aちゃん泊めちゃえばいいじゃんー

って。

いやいやいやアホか！

涼太君にLINEして既読にならなくて電話したけど出ないし、菜津にも電話したけど出なかった。

はぁ…。

多分Aん家の鍵返してくれなさそうだから俺の家に泊めることにした。

Aを俺の家のベットまで運んで寝かせる。

俺犯罪者だよな…

玲於さん変態！嫌い！って言われたらどうしよう…。

半ば諦めて風呂入ってリビングのソファーで寝る。

Aがいるってこと考えないようにしよ…。

今にも理性飛びそうだもん。