この度恋をしました。

た ページ19

最近やっと会社に馴染んでフレンドリーな社員の方々はなーちゃんがデスクの前に置いた椅子に座って私と話にくる。





本当に色んな人が喋りに来てくれて、時には相談してくる人もいる。





きっと第三者だからこそ相談出来るんだろうな。





そしてたまに来てくれる玲於さん。





玲於｢仕事順調？｣





｢うん！玲於さんは？｣





玲於｢いろいろ今決まってさ、映画とかドームとかベストアルバムとか。｣





もともと遠いい存在だとは思っていたけどさらに遠いい存在になっていく玲於さん。





｢私玲於さんが踊ってるところ画面でしか観たことないから生で観てみたいなー｣





玲於｢ならさ、まだ先だけどドーム来てよ、チケット用意するし。｣





｢え！いいの？行きたいなー！じゃあ楽しみにしてるね！｣





玲於｢ん//｣





隼｢玲於、はじめるって｣





玲於｢ん、今行く｣





｢玲於さん頑張ってね！｣





玲於｢おう！あ、今日一緒に帰れねえ？｣





｢うん！いいよ！｣





玲於｢よっしゃ！じゃあ行ってくる！｣





｢行ってらっしゃい！｣





そう言うとニコって笑って行ってしまった。





私、玲於さんに最近ドキドキするんだよね。





・｢あ、Aさん！資料室に取りに行って欲しいんだけどいい？あ、急いでないけど…お願いね！｣





｢あ、はい！｣





どなただっけあの人…。





とりあえず、普段使わない方の資料室に向かう。





誰も使っていないだけあって廊下も電気が消えていたので付けて部屋に入る。





えっと…？どれかな





探しているとカチャと音がした気がした。





あ、あったあった！





意外に量があって抱えながら外に出る。





…あれ？開かない。





1度資料を床において両手で開けようとする。





…。





開かない。





落ち着いて考えるけど、資料を取りに行くだけの用だったからスマホなんて持ってきていないし。





窓なんて地下だからあるわけがない。





別に急いでないっていってたから心配になってさっきの子がここに来ることもないよね…。





どうしよう…。





でも良かった、今日終わらせる分の仕事は終わってるから。





とりあえずどうにかしてここから出ないと。





時間が経てば経つほど不安と怖さが私を襲う。





冷静になって考えないと…

ら 玲於→←し 隼

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