【3年A組男主】－Death game － (ページ23)

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3年A組ページ23

時刻は８時ちょっと前

暗い雰囲気の中教室に柊先生が入ってくる

柊「どう。回答はまとまった？」

…あー。そう言えばなんも決まってねぇじゃん。

柊先生は茅野さんに顔を近づけ威圧をかけた

柊「…８時までもう時間がない。

答えられなきゃこの教室ごと木っ端微塵になるぞ…？」

…そういえば、学校中に爆弾仕掛けてあるんだっけか。色々な事起きすぎて忘れてた

言葉を詰まらせる茅野さんに香帆が直ぐ口を開く

香帆「さっきの言えば良いんじゃない？」

諏訪「あれで良いと思うけどー？」

それでも、自分の意見とは違うのか中々言葉を出せない茅野さんに甲斐がキレる

「さっさと言えよ！！！！」

机を勢いよく蹴飛ばした

運悪蹴飛ばされた机が俺の足に当たり顔を歪ませる

茅野「…景山澪奈は、全国大会でドーピングしていることがバレて自殺した。」

言いつけ通りに柊先生の前でそう話す茅野さん

柊「…それがお前の答えか。」

甲斐「しつけぇなあ…良いって言って…！！！！」

「茅野に聞いてんだよ！！」

甲斐の言葉に被せるように、柊先生は声を荒げた

反射的に身体がビクッとなる。

柊「お前が…景山の何を見てきて、何を見てなかったのか……よく考えるんだ。」

これを答えられるのは茅野さんで…

考えるのも、茅野さんだ。

隼人「てめぇ、……！！！！」

柊先生に向かおうとする甲斐に口を開く

『やめろ甲斐！！！！』

…久しぶりに大声出した。喉いたい

クラス中の視線が集まって、柊先生ですら目を見開いて俺の方を見つめた

甲斐「…ﾁっ、………」

俺がうざかったのか、柊先生や茅野さんがうざかったのか。

甲斐は舌打ちをして大人しく自分の席に座った