【3年A組男主】－Death game － (ページ20)

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3年A組ページ20

少し遅れて教室に行く

ギスギスした雰囲気に目を細める

香帆「そもそもブッキーって澪奈が死んでから担任になったんだよね？だったり関係ないじゃん！」

凉音「しかも…一昨年うちの学校来たばっかりだし」

愛華「けどおかしくない？一昨年来たばっかの教師が担任するなんて」

『…甲斐。どう言う状況？』

隼人「…お前は何にも口出すな。絶対、あいつの癪に触ることすんな。

お前が死ぬんだったら俺が死ぬ。わかったか馬鹿」

え？なに？なんか見ないうちに俺の幼馴染くさいセリフ言えるぐらいかっこよくなっちゃって…
お母さん感動。泣いちゃう。馬鹿って言われたから涙腺崩壊

『…でもさぁ、最近って担任立候補できるし……』

逢沢「…俺もそう思う。

ほら、このクラスで一番人気の男子のAと一番人気だった女子の景山の
日常をドキュメンタリーしてたのは…皆んな知ってると思うんだけど…

その時さ、放課後…景山をモデルにして描いたり、Aの写真何枚もコピーしてたんだよ。

しかも俺が撮影した景山とAの映像全部ダイビングしてくれって頼んできたし…」

『………』

景山も、か。

光永「うっわ…」

美咲「きも、……」

隼人は無言で俺の腕を引っ張った

なんだよ、と言っても反応なし。

香帆「それって……あいつ男が好きってこと？」

光永「それに景山も好き…それじゃあただのロリ＿」

全てを言い終わる前に海斗がまるでそれ以上言うなと言わんばかりに光永の事を叩く

海斗がカメラに向かって顎をクイっとさせると光永は口を閉じた。

甲斐「…言ってやりゃあ良いだろ！！

自分が気に入った生徒自殺した理由が知りたくて…

Aに執着して依存してる…ただの変態教師、ってな。」

甲斐はカメラを見てそうはっきり言った

石倉「Aも気持ち悪りぃと思わねぇの？あんな奴に好かれてさ…」

.

『……心から俺を見てくれない奴より、よっぽど良いよ。』

肩を掴んできた石倉を振り払う。

柊先生が俺を真正面から見てくれてる訳でもないし、俺を心から見てくれる奴が1人もいなかったと言う訳でもない。

それでも、上部だけの関係で…なにも知らないのにズカズカと俺の心に入り込んで踏みにじってくる……

このクラスの連中よりは、柊先生の方が良いと思っただけだった。