【3年A組男主】－Death game － (ページ13)

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3年A組ページ13

柊「それじゃｱ、皆んなには話し合ってもらおうかな。俺は美術室に居るから。」

廊下に出ようとする柊先生

すると博己が「先生っ！」と呼び止める

博「………もし、景山が自殺した原因がこのクラスの誰かだったら…そいつはどうなるんですか？」

先生は「そうだなぁ…」と少し考えて口を開く

「まぁ、それなりの裁きは受けてもらうかなぁ…」

裁きっていう言葉ってこんなに怖い言葉だっけ、って思ってしまうほど威圧感がある。

柊「あぁ、A 。美術室」

『…はぃっ、………っ』

目が合うと口角を上げて笑う柊先生にｿﾞｸｯとした感覚を覚える

…俺たち、どうなっちゃうんだろうな。

...

..

.

美術室＿

柊「…そんなに警戒しなくても、何にもしないよ？」

『…生徒側からすればｯ、結構怖いんですよ。』

今も、冷静にいられるのだって精一杯だ。

前は割れていなかった鏡…冷たい空気

…景山澪奈の絵画

柊「そこに座って。嗚呼、動くなよ」

小さな椅子が用意してあることに気づき、ゆっくり進んでそこに座る

『…こうですか？』

柊「…うん。Aだ。」

そんな事当たり前なんだろうけど、なんだか深い意味を感じた

…ってか、俺達を人質に取ってる奴と2人きりって……なんか怖くね？

『………なんか、恥ずかしいって言うか……こしょばゆい、ですね』

柊「………なんでお前を被写体にしてるか分かるか？」

不意に言われたそんな質問に少し言葉を詰まらせる

…そう言えば、澪奈も被写体にされてなかったっけ。

『…柊先生の考えなんて俺には分かんないです。何考えてるか分かんないし』

そう答えると柊先生は軽く笑い道具を置いてドアの奥に行ってしまった。

数分経つと透明なコップと色が付いたコップの２つのコップを持って出てきて「A、なんも飲んで無いだろ。はい」と色が付いた方を渡してくる

確かに喉は乾くことはあまり無いしあの状況からか緊張して喉が渇いていた

『ありがとうございます、…』

中に入っていたのはオレンジジュースで . まだまだガキンチョな俺はそれをごくっと飲む

ひんやりとした感覚が喉を通り気持ち良い。気付いたら空になるまで飲み干していて近くにあったテーブルにコップを置いた