【3年A組男主】－Death game － (ページ28)

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3年A組ページ28

隼人「ならあいつは誰に何をされて自殺したって言うんだよ！！」

甲斐がそう叫ぶと先生は冷静に「それはお前たちが自分で探せ」と言い言葉を続けた

柊「…何故、クラスメイトが死ななければならなかったのか。

卒業までの 10日間で一緒に考えるんだ…」

切なそうに響く声が、何故か胸に突き刺さる様に入り込んできた。

.

柊「………さて。不正解だった場合、誰ペナルティが発せられるんだったなぁ」

周りが騒めき出す。そりゃそうだ、高校生にもなれば死ぬ恐怖なんて知っているはずだから

「待ってよ！！マジで殺す気？」

柊「当たり前だろ。言ったはずだ…

不正解だった場合、誰か1人を殺す……ってな」

クラス中を見渡しながら「だーれーにーしーよーうーかーな～…」と選ぶ様に言う柊先生に甲斐が「ふざけんじゃねぇ…」と焦りも加えた様な声色で柊先生に噛み付いた

隼人「なんでお前なんかに殺されなきゃならねぇんだよ！！」

そう言う甲斐に先生は「この期に及んで命乞いか」と煽り口調で喋る

「ぶっきー、今ならやり直せるよ…」
「目を覚まして！」

クラスから口々に声が掛かってくる

遂には不破が先生に詰め寄り「今すぐここから出せ！！」と掴みかかった

…もう、分かってるんだよ。

お前に勝てないってことぐらい。

だけど、争うくらいしか俺たちは戦えない

ばんｯ！！と大きな音がなったかと思えば不破は倒れていて先生は愉快に笑う

柊「活気があっていいねぇ！こんなに必死になって授業に取り組んだことなかったんじゃないのか？

ほらぁ！もっと来い！ほら！！」

石倉たちに向かって挑発する様に構える柊先生に見事にキレて光永が「煽ってんじゃねぇよ！」と叫びながら飛びかかった

もう吹っ切れたのか人数で柊先生に襲いかかろうとする皆んな

遂には先生の上に何人もの奴らが乗し掛かって仕留めようとすると、先生が左の袖を捲る

＿＿＿＿＿＿＿嫌な予感がする

反射的に茅野さんを前に押した瞬間、教室の後ろが爆発した。

『っ、ぶねぇ…』

茅野「ぁ…ごっ、ごめんなさい……」

耳塞がなきゃ頭に響くなこれ…じんじんしてる

.

茅野「( …？なんかかっこいいって……あれ？)」

柊「……………………」