検索窓
今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:14,097 hit

3 ページ5

2人で屋台を回り、一通り楽しんだ



帰り際、突然、本当に急に、俺の恋は終わりを迎えることになる



『私、まだ言ってなかったことが一つだけあるんだけど、』
Aがぽつりとそう話し始めた
『私、実は婚約者がもう決まってるの。だからね、こうやって男の人と2人で出かけるのだってほんとはダメなんだ』

そう言って悲しそうに微笑むAの顔が脳裏に焼き付いて離れない


内心意味わからんぐらい動揺していた
でも、Aにそれを悟られたくなくて冷静を装っていた

何か言わなきゃいけないと思った
「…そっ、か。でも今まで通り友達の関係ならいいやんな?なら今まで通りやってくだけやん」

咄嗟に出た言葉。Aは目を見開き少し悲しそうな顔をした後



『そ、そうだよね!なんも変わんないよね!』
そう言った。



その日はどうやって家に帰ったのか覚えていない


彼女の家柄を聞いた時にAに恋しちゃいけないって気付くべきだったのに

次Aに合うときちゃんと顔を見て話せるだろうか、なんて考えていた気がする
でも、Aとの関係を続けるためならどんな遠回りだってする



ー彼女とこれからも一緒にいるために自分の気持ちに蓋をしてー

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
設定タグ:CR , V4LO
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よひら x他1人 | 作成日時:2023年5月9日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。