検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:21,123 hit

甘くない ページ4

廊下にて

「貴方、どういうつもり?」

スキャマンダーさんが動揺しているのがわかる。

「え?」

「動物よ!貴方、魔法動物を持ち込んだでしょう?」

かれをぶんぶん揺さぶりながら言う。
多分。今の私の彼への態度はかなりはキツイと思う。

「僕は、ただ魔法動物達を保護して……」

かれの言葉をさえぎって言う。

「でも、ダメなものは駄目なの!どんな理由であろうとNYに動物を持ち込んだ事実は変わらない。例外なんて認めないわ。世間はそんなに甘くないの。」

魔法動物を保護しているなんて素敵!

一瞬そう思ってしまった。

彼の考え方は人としては素晴らしいと思う。

でも、今、この場所。なにも通じないんだから。

それに、私は……

「魔法動物なんて…ま、魔法動物は私たちに危害を及ぼ…す、の。そんな動物たちを保護するなんて、危険なだけ…そう、危険なだけ…。」

思ってもないことを言った。

いや、言ってしまったの方が正しいと思う。

「動物たちは危険じゃない」

知ってる、知ってる。

そんなの知ってる

「だからなに?」

でも、私は彼とは違う。叶わない夢は見ない。


「そろそろ戻りましょう。」


重苦しい空気を後に私たちは食卓へ戻った。

逃げと気持ち→←動物の匂い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さら - ファンタビ大好きなので、小説作ってくれて嬉しいです!これから読むのが楽しみで!「」の横に皆の名前入れてくれたら嬉しいです! (2017年11月3日 7時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
riri - ファンタビ夢大好きです!更新楽しみにしてます(о´∀`о) (2016年12月14日 3時) (レス) id: f59e4a62d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Charlie Goldstein | 作成日時:2016年12月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。