REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ7)

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心の底では… ページ7

そして先ほどの続き。獄寺の新技…三倍ボム…だったか。

それを爆風にまぎれさせ、ダメージゼロ。

祐「さすがプリンス・ザ・リッパー、と言うまであるな。」

マ「確かに、さすがベルだね。」

貴「ベルー!!楽しんでないで早くリング取って終わらせてよ!!」

その言葉が聞こえたのか、あるいは聞えてないのか。

ベルはﾆﾔﾘと笑った。

べ「怒涛の攻めのシメは針千本のサボテンにしてやるよ♪」

その瞬間、何故かAの顔色が変わった。

……『２人』のAの顔色が。

べ「バイバイ♪」

ナイフを投げた。

ﾄﾞｽﾄﾞｽｯと音がする。

ツ「ご、獄寺君…!!!」

祐「圧勝、だな。」

べ「うしし♪サボテン一丁あがり、」

悲鳴もいくつか小さいが聞えた。

たしかに一つの死があるわけだが、こんなのに耐えられないと裏では生きていけない。それは確かだった。

その時、その声は聞こえた。

A「彼をあんまりなめないほうがいいと思うよ？彼は…」

Aがﾆｺﾘと笑い、言葉を発する寸前、バリーンと大きな音。そしてたくさんのナイフが刺さった…

A「スモーキングボムだしね。」

バ「あれは…人体模型…!!」

獄「これがテメェの技の正体だ。」

べ「頑張ってるけど、50点てとこかな、つかお前こんなもんで得意になるのもいいけどさ…、この風じゃなんも出来ないじゃん♪なぁどうする？」

獄寺はボムをだした。

いままでベルに当たらなかったのに…アイツ…何をする気だ…？

…まさか…!!

獄「果てろ!!」

獄寺が放ったボムが急な方向転換。ベルに直撃した。

貴「！？ベル…!!!」

そういってまたレーザーの上に行こうとする。(勿論止めた)

貴「なんで止めんの!!??私も行く…!!」

祐「…たどり着く前に死ぬぞ…。」

マ「今は押さえてよ。君が怪我したらベルも悲しむよ。」

そういうとAはその場にとどまった。

マーモンさすがだな…。

獄「俺が下手うって十代目に恥かかすわけにはいかねぇんだよ。」

レ「ベルの奴無傷ではあるまい。」

(そういった瞬間Aが睨んだのは言うまでもない。)

マ「その通り…『あれ』が始まるね。」

『あれ』？

俺とAは首をかしげた。

その瞬間

べ「うししし!!あ"ぁ"～っ!!流しちゃたよ王族の血を～!!」

マ「自分の血を見てから始まるのさ…プリンス・ザ・リッパーの本領は…。」

なるほどな。理解した。

貴「ベル……。」

隣で、Aは血濡れになって笑っているベルを見つめながら呟いた。