REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ47)

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雲戦ページ47

貴「ん…そういえばさぁ…。」

ユーキに(勿論甘めの)コーヒーとショートケーキを出してもらいながらふと話題を切り出した。

貴「今日は雲の対決なんでしょ？モスカって、強いわけ？」

祐「俺は知らない。ベル、お前は知ってるか？」

べ「さぁ。」

結局、皆モスカの力を知らないのかぁ…。

貴「ん、このケーキおいしい。あそこのお店のやつ？」

ケーキの味は、絶品。

―――
貴「いい!!モスカ!!ここで勝たなきゃ駄目なんだよ!」

モ「しゅー(うん的ななにか)」

貴「私はがんばったからね!!」

モ「シュー(うん、分かってる的ななにか)」

貴「よし!!じゃあいってこーい!!」

モ「シュー(行ってきます的な何か)」

べ「…姫ってモスカと話せんの？」

貴「多分!!(←自信満々に)」

なんだか争奪戦とは思えないような会話だな…。

ツ「も、もう祐樹君の怪我治ってる…；」

A「半獣だから回復力高いんでしょ。」

そこ、(代理だったけど)負けたからって意地悪そうにいうんじゃない。

しかしAの痛々しい傷はまだ全然と言っていいほど癒えていなかった。

それよりも、皆やはりと言うかのようにあの女の記憶が亡くなっているどうだ。

雲「あれをかみ殺せばいいんだ。」

楽しんでる!!!こいつ心底楽しんでるぞ

ってかなんか全体的にリラックスしすぎじゃね？

A「きょーやー!!頑張ってね!負けて帰ってきたら一発殴るから!」

怪我人がそんな事いうんじゃない!

A「勝ったら御褒美あげる♪」

そういって背中にクレープ隠してるのもろ見えだぞ。

でも恭也が一層やる気がおきている気がする…(遠い目)

絶対に勘違いしてる。何か勘違いしてる。クレープだぞ、クレープだからな…!?

チ「雲の守護者の戦闘フィールドクラウドグラウンドです。」

そこには金網で囲まれたようなフィールド。

周りにはなんか色々興味をそそるものがある。(←)

山「うちの雲雀はエースだからな。アイツは負けね―って。」

A「そーだそーだー!!…っ、」

傷に響いたのか、お腹を抱え出した。

アイツは馬鹿か。

ツ「だ、だいじょうぶ!?」

心配しておろおろするツナに比べて、

雲「A、座ってなよ。」

どこからともなく出てきたのが折りたたみ式の、よくアウトドアとかにありそうな椅子。本当に何処から出してきた。

Aも「ありがと」言って素直に大人しく座った。

そしてモスカに振り返る瞳先ほどと全く違って異様なオーラが出ていた。