REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ45)

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昨夜の出来事ページ45

貴「………覚えていない自分が恐ろしい…。」

祐「…で、そのあと…」

―――回想はまだ終わっていませんよ＾ｐ＾―――

祐「…とりあえず、帰るぞ。」

貴「えー…なんか遊びたいんだよねー☆ゲーセンとか行こうよ～♪」

ゲーセンなんて…どこで覚えてきやがった…!!!

べ「姫、帰ろうぜ、」

貴「んだよ、自称王子。」

祐「!!!???」

完璧酔っていた。そして一瞬ぐれた。

ベルの方をちらりと見ると、かなりの勢いで落ち込んでいた。

そんな落ち込んでいるベルを見て、

貴「ん？ｗｗなに落ち込んでんのかなー？べーるくーん？あははｗｗ」

やめてやれ。ベルの中の何かが壊れるぞ。

祐「とりあえず帰るぞ。お前はあと黙れ。」

貴「えー、なんでー？ｗ黙ってたらつまんないじゃんー。」

祐「お前が喋ると被害が拡大する。以上。」

とりあえず暴れるAをおんぶしてベルに声をかけてホテルに帰ろうとした。

祐「おい、ベル。………大丈夫か…。」

べ「…微妙。」

こいつが微妙とは…かなり落ち込んでるな。

祐「帰るから、早くいくぞ。」

背中でAが何やら色々いっているが、全てオール無視。

いちいちかまっていたらきりがない。

―――回想終了―――

貴「えっと…あの…すみませんでした…。」

祐「いや、あれは俺が悪かった。何も見ないで勝手に缶を渡したんだからな…。でも一応ベルには謝っといてやれ。」

貴「うん…。全力で謝っておく。」

そういって苦笑気味に笑うAを見て、俺は目を細めた。

昨日の、話す予定のないことを思い出したからだ。

―――昨夜―――

貴「ったく、意味分かんない…!!!なにあの髪の毛無重りょきゅ…無重力!!」

あ、今噛んだ。

貴「あんなちっこい奴がマフィア界のボスとか…ﾊｯｗ」

お前がちっこい奴っていうな。少なくともお前よりかは大きいぞ。

貴「兄さんにさっさと譲っちゃえばサぁ…。」

そこで一時言葉が切れる。

祐「譲っちゃえばなんだ。」

貴「………譲っちゃえばサぁ、……スクアーロだって死ななかったし。ルッスだって怪我しなかったしさ、ベルだって怪我しなかったんだよ。マーモンだって、今どこに居るかわからないしさ。ざけんなっての…。」

俺とベルは顔を見合わせた。

酔っているからこそ、今本音が出るのだろう。

誰の前でも弱音を吐かないこいつが。(一度俺の前では怒りに混じれてぶちまけたが。)