REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ34)

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第二戦ページ34

ザ「この対決の時だけ貸す。弾はなくてもいい、だから絶対にAの手で俺に返せ。」

貴「!!………うん。」

あぁ、兄さんは心配してくれてるんだ。そう思った。そして私はニコリとほほ笑んだ。

チ「それでは対決を始めます。準備位置に付いてください。」

そして準備位置に付くと、あの女がつっかかってきた。

妃「あらぁ～？御機嫌よう。」

貴「あら？貴方、誰でしたっけ？」

2人の間で火花がバチバチとなる。

やっぱり、こいつは嫌いだ。

チ「基本的なルールは同じです。それでは……始め!!」

そういった瞬間、私は走り出した。戦闘に慣れていない私は出来るだけ戦闘を避けたいのだ。

しかしその願いは報われない。

貴「おっとっと…!!」

矢が飛んできた。

妃「フフフっ♥妃奈乃はぁ～、弓を使えるんだよぉ～？見た感じ貴方、武器持っていないようだけどぉ～？」

貴「戦いたいんだ…うける・・じゃなくて、面白。」

あんまり自信はないけど…やるしかない!!

私のプライドがそう叫んでる!!

貴「いいよ。戦ってあげるよ。」

―――

ヴァリアー側、硬直。戦い始めやがった、アイツ。

『ってか、私、銃とか短剣とか、色々持ってんだけど…。』

『!?わ、分かってるわよぉ～、』

明らか動揺していた。

そして、ついに戦ってしまった。が…

べ「何気姫戦えてるし♪」

Aの方が押している。

すると、横から声がした。

A「あれ？」

恭也からかなりの心配をされて、こいつ本当に恭也かよってほどおかしいような恭也の隣に居るAが声を上げた。

もちろん、こんなに恭也をいじっているのは後で殺される(ｗ)ため、ささいな抵抗だった。

獄「？どうかしたのか？」

A「いや、あの子の戦い方さー…祐樹の戦い方に似てるってか、そのまま一緒だったからさー…聞える範囲では、教えてなみたいだったから…。」(←盗み聞き)

………え？

よくよく見ると確かにそうだ。

そして、Aは短剣を出した。しかもそれを投げやがった。

勿論、すぐに回収ているが、

祐「…。なぁ…ベル、Aに何か教えたか…？」

べ「？教えてないけど、」

A「あの子、すごいよ!!!超天才じゃない!!??」

ツ「え？A、どういうこと??」

A「え？分かんないの？？」

山「あ、あぁ…。」

獄「早く言えよ!!勝敗にかかわるかもしれねえだろ!!!」

A「はいはい…命令口調気に入らないけど言うよ。」

・・・