REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ31)

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壊すページ31

A「やる気だねぇ…♪じゃ、３，２，１、で行こうか。」

チ「!?本当に壊す気ですか…!?」

祐「あぁ。壊すさ。…壊した瞬間からバトル開始だな。」

A「ﾆｯﾋﾋ、同意。じゃあ、行くよ～…３、」

祐「２、」

A＆祐「「１…!!!」」

ｽﾞｶﾞｧｧｧｧｧﾝ!!!!

大きな音がした。防火扉は………

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…壊れなかった。

A「!?うそでしょ…って、…痛ぁぁぁぁぁ!!!!????」

祐「クッ…!!!!????」

私は思った。なんで足を使っていなかったのに、足も獣化させたのだろう？と…。

チ「だから言ったでしょう…。しばらく反動で腕はきっと使えません。」

しかし、それを次の瞬間、一瞬で理解することになる。

ユーキの頬が一瞬緩む。そして…

ｽﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ!!!!!

再び大きな音。先ほどよりも大きな音だった。

祐「ﾊｯ……壊れたぞ…？」

そう、蹴りを入れたのだ。

そして防火扉をふっ飛ばし、屋上への階段が姿を現した。

チ「ぇ……ぁ…残り、3分です…。」

音がしなかったから、きっと待ってても開かなかっただろう。

茫然としてる敵チームをよそに、

祐「じゃお先に。」

そういって戦闘を切った。

A「!!!あぁ!!!僕も行かなきゃ…!!!」

その、約0、数秒後、敵チームの人も走り出した。

バン!!!!

と大きな音がして屋上への扉を開けた。

給水タンクの上に台があり、それの上に無造作にネックレスが置いてあった。

チ「残り、2分です。」

祐「クッ…!!!」

２人は同時に駈け出した。

お互いを腕で制して、サッカーの試合のように、バスケの試合のように前へ前へと進んでいった。

ユーキが給水タンクの上に向かってジャンプをする。その足を相手が掴む。それを軸に、ユーキが回し蹴りを蹴らわせた。

しかしそれは虚しくもよけられ、代わりに剣の横殴る(切り？)を食らわせられ、獣化させた腕で制した。

鮮血がはじき飛ぶ。しかしお互いにそんなもの、何でもないかのように戦いを続けている。

お互い、傷だらけになりながら、徐徐にネックレスに近づいて行く。

そして、両者、同時にネックレスに手を伸ばした瞬間だった。

チ「トラップを発動します。」

給水タンクが爆発をした。

祐「ｸﾞｯ…!」

A「ｶﾞｯ……!!」

コンクリートの地面に叩きつけられた。

そして、ネックレスはと言うと………

2人からして、柵の向こうの、下に何もない所に落ちて行った。