REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ4)

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平和ページ4

A「言ったよね？僕は……。『サングイノーゾ・プリンセス』ってね。”血塗れた姫”が、多くの血に塗れた姫が、平和に戻れると思う？」

ツ「儂多……君？」

すぐ後ろにツナが立っていた。どうやらAに会いに来たようで、後ろにも何人かいて、さらに同じような顔で驚いていた。

そういえば、こいつらは俺が誰だかは分からないんだよな…確か。

祐「……あぁ。久しぶりだな。」

A「っていっても、まだ２カ月とチョイだよね。」

うっ……一昨日言った事を言われた…。

獄「もう来てたのかよ!」

祐「…あぁ。一番に会いにこれなかったことを謝る。同僚の日本の案内をしていたからな…。町で恭也とAには会ったけど。」

会話の成り行き的に、Aは俺の正体を明かそうとする気はないらしい。

俺は自滅しないように言葉を選んでゆっくりと喋った。

山「なんか、喋りかたがゆっくりになったのな。」

何気ない声でそう言われた時は、表情には出さなかったが心臓がドクリと鳴り響いた。(心臓に悪い奴…。)

ツ「…？」

そんな中、ツナだけがうかない顔をしていた。

祐「ツナ、どうしたんだ。」

ツ「いや……何か、ちょっと前にもあった気がする…。」

なんだこいつの超直感は＾ｐ＾

きっとフードかぶってたから姿は見られてないけど…。リボーンもうすうす気づいてるかもなんて言ってたしな…。

祐「？そうか？」

A「そー？一昨日あったばっかだけどね、僕は。…あれ？昨日だったっけ？？」

こいつ……!!!

『あれ？昨日だったっけ？？』の時点で顔がﾆﾔﾆﾔしてるぞ…!!

楽しむんじゃない!!!!

祐「いや、一昨日だ。たしか、同僚に商店街を教えてた時だ。」

そうだ、ここは一つ、演技をしよう。

祐「そういえば、今日はあのちょこまかとうるさいガキ、いないんだな。」

辺りを見回すような演技をしてから言った。

ツ「う、うん……。…実は…一昨日から(ｒｙ ※リング争奪戦について説明してます。しばしお待ちを＾ｐ＾)…それで…ランボが昨日…。」

祐「(結構すごかったんだな…。)そうか…。」

なんだか、ばれなくても、Aの視線が痛いからうまく嘘がつけない…。

まぁ、別にいいんだけどな。

祐「あ、じゃあ俺はそろそろ戻る。久々に話が出来て………まぁ…その…。」

A「早く言いなよーｗ」

祐「…まぁ、楽しかった。///」

気持ちを素直に伝えるって、結構精神力使うんだな。