REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ3)

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目覚まし時計ページ3

今朝、目覚ましをセットした覚えはないんだけど…。

何やら耳元が騒がしいな。

まぁ、どうでもいいや。とか思ってそのまま寝たままだった。それがスクアーロの起こす声だなんて知っていれば蹴られずにすんだものを。←

祐「…ひでぇ…。」

マ「スクアーロの叫びでおきないなんてね。」

貴「初めて見た!!」

そしてそのあとレヴィの勝利が伝えられた。そうか、アイツは勝ったか…。いや、むしろ負けたら負けたで自殺しそうだな。ザンザスの前で。

まぁ相手はガキだったらしいからな。

そのあとAに「そのあと、子どもが大人になったの!!」とか説明されたけど、ぶっちゃけ良くわからなかった。(※後から聞いた話。１０年バズーカを使って１０年後…そしてさらに１０年後の自分と交代らしかった。)

祐「そういえば…今夜は……」

貴「ベルだよ!!ベルなら勝てるからだいじょーぶ♪」

のんきにそんなこと言ってるけど…大丈夫なのか？

ベルもベルで一緒になってのんきになってるけど…。

正直、ルッスーリアが負けた時点で向こうも向こうで鍛えていると分かってから、どうも計算が出来なくなる。

祐「…。」

俺は黙って部屋を出ようとした。その時に、Aに「どこに行くの？」と聞かれたが「少し、外に。」それだけ言って早足に部屋とホテルを出て行った。

―――

コンコン…

俺はある山に行って違う音がする地面をノックした。

コンコンコンコンコン…

何回か続けると、そこからある人物が出てきた。

A「…あぁ、祐樹か。どうしたの？」

祐「ちょっと話があって、来た。中にお前以外居るか？」

A「いや？あ、でも短い話なら外で話しよう？部屋があいにく汚くてね。そろそろ掃除しようと思ってたんだ。」

そういってAは外にでて基地への扉を閉めた。

A「で、話って何？………まぁ、なんとなくわかるけど。」

祐「あぁ。お前の察しの通りだと思う。辞退してくれ。」

A「嫌だよ。」

祐「お前はアイツが…ツナが人を殺すような所を、みたいのか？アイツに命の重さを背負わせるのは…荷がきつすぎる。お前も、だ。アイツがボスになれば…こんなこと言うのもどうかと思うが、恭也も雲の守護者だ…。平和に過ごさなくていいのか？」

A「もともと、私達に………いや、私に平和なんて、訪れないから…さ…。それに、………。」

Aは言葉を詰まらせた。