EP..7 ページ7
「おはよう〜…」
「おはようございます…って、調子悪そうですねヒョン」
「あ〜…うん、ちょっと貧血かな…、」
次の日。
家を出るときも顔色が良くなかったし、テグンもかなり心配はしていたけど
そう簡単に休むわけにもいかず…
だって、急に食費だって2人分になったし。
稼がなきゃ。テグナは働けないし。
「あ…ちょっ、…!」
色々考えてるうちに、ぐらり。
目の前がチカチカする。貧血の時のたちくらみ…
ホンビナの声が聞こえた時にはもう体から力が抜けてがくん、っと足から崩れた
「っと…しっかりしてくださいよ、ヒョン」
がっしりとした腕で倒れかけた俺を抱きかかえると事務所のソファーに寝かせてくれた
「少し横になってたらよくなると思うし、今のままじゃ仕事の邪魔なんでそこで大人しく寝ててください」
「う…はぁい〜…」
心配してくれてるんだか…なんだか…
「あり?ヒョン死んでる?」
暫く横になってると、シガがヒョコッと顔をだした
「生きてるよ…」
「調子悪いんですか?水、飲みます?」
買ったばっかりっぽい水のペットボトルを差し出して心配そうに顔を覗き込む…
「大丈夫、ありがと…」
「ゆっくり休んでください」
シガはニコッと笑って頭をぽんぽん、として離れていった。
あー、俺の部下たちはなんだかんだでいい奴ばっかりだ〜…
41人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:p663 | 作成日時:2017年8月22日 23時