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EP..27 ページ27

日当たりが良くてポカポカ暖かい、ハギョナの机の上
猫の姿のままごろんとしてみる
まだ体力が戻らなくて人の姿になるのがつらくて猫のままだけどお陰でハギョナの仕事場にこれたから良し。

ハギョナは、ごろんごろん転がる俺を気にする事なく真面目な顔で集中しながら仕事をしている
そういえばなんの仕事してるのか、聞いた事なかったな
でも、いつも家じゃ見せない表情でパソコンの画面と向き合ってるハギョナを見てるのもなかなかいい。

「んー…ホンビナ〜」

「はい、どうしました?」

「ここのデザインなんだけどさ、」

ハギョナが、あいつを呼ぶとすごい近くに顔を寄せて一緒にパソコンを覗き込むから…

「ちょっとテグナ…邪魔しないで」
「うにゃ…」
二人の間に割って入ったらハギョナに捕まって膝の上に移動させられた

画面を指差しながら、二人とも真剣に仕事してるみたいだ
退屈だな

シガって呼ばれてたやつのとこにでもいくか。
トン、と膝の上から降りてとりあえず歩いてみる

いろんな書類見たいのとか
服とか
よくわからない機械なんかも置いてある

「お散歩っすか?」
自由気ままに歩き回ってると目の前にシガってやつがしゃがみ込んで俺の頭を撫でた

「にゃ」

「そろそろ昼飯の時間だし俺と買い出しでもいきますか」

「にゃぁっ!」

シガ。なかなか使えるやつだな!
ジャケットを着込んでから俺を抱き上げるとニコッと笑った
ホンビナってやつは意地悪だけどこいつは信用できるやつかも…

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作者名:p663 | 作成日時:2017年8月22日 23時

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