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EP..19 ページ19

家に帰ってご飯の後にテグナに猫になってもらった

「よし…!テグナー?」

「にゃぁん…」

尻尾をゆらりと一回揺らしてお返事。
かわいい…じゃなくてっ!

「にゃん、じゃなくてなぁーにって言って?」

「にゃぁ〜ん?」

「うーん…あ!ハギョニって!言ってみて?」

「…にゃん…」


テグナは詰まらなそうに欠伸をしてからぺろぺろと自分の毛を舐めて毛繕いをはじめてしまった…
ま、いいか。
個人差って奴があるもんな…

色も、含めて。

「テグナ〜生まれつきだから髪の色は変えられないんだって」

テグナは不思議そうに首を傾げた

「でも俺は今のテグナでいいよ」

ゆら、ゆらとゆっくり静かに尻尾を振ってからテグナは滑らかな動きで俺の膝の上に飛び乗って甘えるように擦り寄ってきた

「テグナはテグナだもんね?」
「にゃぁんっ」

膝の上で少し背伸びをして頬をペロリと舐めてから

バサッと可愛い翼を広げた

「え!!?猫のままで羽出るの!?!」

「にゃ?」

ちょっと得意げな顔でパタパタと可愛らしい音を立てながら俺の周りをくるくる飛び回る
可愛すぎるけど、まさかの特技出してきた…

テグナらしい、っちゃテグナらしいかな?
吸血鬼も俺たち人間と一緒でいろんな個性と見た目で溶け込んで生きてるんだな…

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作者名:p663 | 作成日時:2017年8月22日 23時

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