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いじめられっ子3 ページ6

「また1人になったんだなお前」
「やっと金ヅルが帰ってきたな!」
「俺久しぶりに相手して欲しいな〜…」
「あ!俺も!」

テグナと離れて数日
1人なった俺はまたクラスメイトに捕まって
空き教室で拘束された

また、これから毎日こうなのか
でもテグナに嫌な思い、させるくらいなら…
うざくてめんどくさくて、煩かっただろうに
毎日…ごめん、テグナ…

「こいつもう泣いてるよ」
「泣いてる方が唆る」

ケラケラと笑われて
両腕を掴まれて抑えられて意味もなく殴られて
ワイシャツの前を思いっきり引っ張られるとブチブチ、とボタンが引きちぎれた

財布の中身を漁るやつ、
俺の体に触れるやつ

もう、どうにでもしたらいい
もう誰も俺なんか助けてくれない…

ガタンッ

って大きい音がして教室のドアが開く
必死の形相のヤツが口を開いた瞬間に吹っ飛ぶようにして教室の床に倒れた

「見つけた」

長めの綺麗な、金髪がさらりと揺れる

「テグナ…!」

どうやらテグナが後ろから思いっきり背中を蹴ったようだ
、倒れてる奴を踏みつけるようにして教室の中に入ってくると

呆然とする奴らを次々にボコボコに殴って行く

「クソ!!」

ガツン、!

「ハギョナ!!」

俺の体にのし掛かってたヤツが俺の頭掴むと思いっきり壁に打ち付けた
あまりの衝撃に俺は気を失った
気を失う瞬間にテグナが俺を呼ぶ声がした気がした



「んっ…、?」

ゆらゆらと体が揺れてる感じ
目を開くと目の前に金色の髪

「起きたか?」
「へ!!?」
「暴れるな落ちる」

どうやら俺はテグナにおんぶされてるみたいだ

「とりあえず俺の家に行く」
「え、な…ぇ…?」
「もう少し休んでろ」

優しい声でそう言って重いはずの俺を背負い直してゆっくり歩く
「ありがとう…」
「ん」

テグナの背中は暖かくて凄く安心した

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杏杏(プロフ) - p663さん、ヘムチ可愛すぎますー^_^読んでてほっこりしちゃいます。 (2017年6月4日 16時) (レス) id: 7fcd0680c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:p663 | 作成日時:2017年5月17日 11時

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