2月22日 ページ25
「てーぐーなーっ」
なにかを企んでる時のハギョンの声に顔を上げると
ハギョンは袋を持ち上げニヤァ、と笑った
「何、それ」
聞いてくれと言わんばかりに見つめられて仕方なく聞くとニヤニヤと嬉しそうに笑いながら袋をガサガサし始める
「今日はネコの日なんだってっ」
袋からパッと出したのは…猫耳カチューシャ
またくだらないものを見つけてくるもんだ、
自然と漏れたため息にニヤニヤしてたハギョンの顔が歪む
「せっかく用意したんだから付けてよ?」
「やだ」
「俺のもあるのー」
コイツは…俺の話聞いてんのか?
自分の、とか言いながら黒い猫耳カチューシャ頭に装着すると嬉しそうにニコッと笑ってみせた
二人だから恥ずかしくない、とかそういう事を言いたいのか?
でも20代も後半になった男が猫耳カチューシャなんて…無理
「可愛いでしょ?ほら!テグナも!!」
「いらない、!」
「今日だけ!ね?いーまーだけっ!!」
ソファーに座る俺の膝にまたがって座って無理矢理に頭に猫耳をつけようとしてくる
「やめ、…ハギョナ!」
恥ずかしさと煩わしさに少し声を荒げるとハギョンはビクッとした後にわかりやすいくらいシュンとした
「ごめん…やだよね、」
「あ…えっと…」
「片付けてくる…」
肩を落としたまま袋に猫耳を戻すと膝の上からそろりと降りて深くため息をついた
その姿に少し胸が痛んで…
「す…少しなら、!!」
「……!!」
そう、いった瞬間に振り向くとパァァッと笑顔を見せて目にも止まらない速さで俺の頭に猫耳カチューシャをぶっ刺した
そして嬉しそうにニコニコ。
まぁずっと拗ねられてめんどくさいよりはいいか…
(見て、またヒョン達変なことしてるよ…
(あ!ホンビナ!皆んなのもあるよーー!
(…おい皆んな逃げろ!!
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏杏(プロフ) - p663さん、ヘムチ可愛すぎますー^_^読んでてほっこりしちゃいます。 (2017年6月4日 16時) (レス) id: 7fcd0680c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:p663 | 作成日時:2017年5月17日 11時