短編入れ (ページ2)

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可愛い嫉妬ページ2

カムバックに向けて撮影が進む
今回も俺の衣装は結構ざっくりと前が空いてる衣装で
撮影待ちのハギョナがじっとりとした目でこっちを見てる

目が合えばツンっとした顔で顔を逸らしてそっぽ向いて
わかりやすいやつだ
俺だって好きでコレを着てるわけじゃないんだけどな

ーお疲れ様です～テグンさん休憩入ってくださいー

俺の分の撮影が一旦終わってスタッフの言葉にホッと力を抜く
次はジェファナか。

「お疲れ様」

「ん…ハギョナもお疲れ」

「スタイリストの人がずっとテグナの事見てた」

「気が付かなかった、ハギョナの方がずっと見てただろ」

「俺はリーダーだもん…チェックしてただけ」

ハギョナはムスッとした顔のまま。

「ハギョナちょっと来い」
「んわ、、、！」

座ってたハギョナの腕を掴んで立たせて
控え室に引っ張って行く

「て、てぐな、！ちょっまっ…ころぶっ」

ぐいぐい引っ張りながら控え室に押し込んで扉を閉めて後ろ手に鍵を閉めた

「ヤァ、！もう…乱暴者だなぁ…」

「ハギョナがいつまでもむくれてるから悪い」

「別にむくれてないもん！！」

ハギョナはいつも反対のことを言う
大丈夫も、嫌いも、怒ってない、も。

「スタイリストのヌナだって何回も衣装直してさ、絶対テグナに触りたいだけだし！髪だって衣装だってそんな崩れてないのにさ、それに短いズボン履いて薄いシャツ着て絶対テグナの事誘ってるんだ、テグナだってもう少し…」

「ハギョナ」

「なんだよ、んっ…！」

名前を呼んで顔を上げた瞬間にベラベラと煩い唇を自分の唇で塞いでやった

苦しそうに少し開いた口の中に舌を押し込んでハギョナの舌を搦めとれば
ぎゅっと俺のシャツを掴みながらふるりと一度体を震わせた

「はぁ…っ、、」
唇を離すと顔を赤らめて俺を軽く睨んだ

「言っとくけど俺だってハギョナが撮影してる時ずっと見てるし心配だってしてる。振り付けの先生と近いとか、踊ってる時のお前はすごく…綺麗だから、」

「……っ、ば、ばかてぐな！！」

顔を真っ赤にして胸元をバッシバシ叩いてくるハギョナの手を握ってもう一度唇を重ねる

「ハギョナもちゃんと、気をつけろわかったか」

顔を真っ赤にしたままのハギョナはこくこくとうなづいてぎゅっと抱きつく
自然と緩む頬をそのままにしてハギョナを抱き締め返した

(でもテグナばっかりそういう衣装…
(ハギョナは俺のキスマークついてるから。仕方ないだろ
(……わざとだな！！今度俺もつけてやる…っ