アンダルシア【SC】

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「キム・A。
これ17部コピー。」


『了解です。』





「キム・A。
営業の方にこれ届けてもらえる？」


『了解です。』





「キム・A。
俺今から外だから代わりにこれよろしく。」


『…了解です。』







『っぁぁあ！！もう！
なんなのあいつ！上司だからっていつも私をこき使いやがって！！』


HS「ちょ、ヌナ！落ち着いて！！」


『スニョン、私一人旅にでも出ようかな…。』


HS「ヌナは本当にやりかねないからやめてください。」





分かってるよ。

仕事とプライベートを分けなきゃいけないことくらい、分かってるもん。



でも、ちょっとくらい労わってくれてもいいじゃん。





HS「ヌナ。俺が手伝うから少し休んでてください。」


『スニョン…！
私のかわいい後輩！』


HS「ヌナ…俺と付き合います？」


『バカ言ってないで仕事してくださーい。』





隣で舌打ちしながら拗ねてるスニョンもなかなかのかわいいやつだと思う。

なんだかんだ言って私のことを慰めてくれているのだと思う。


多分。



付き合うなんて、本気じゃないのは分かってるけど、
モテるんだから私なんかにその言葉を安売りしない方がいいと思う。



私の周りにはどうしてこうもモテる人間が多いんだろうか。





あぁ、なんだかユン・ジョンハンに腹が立ってきた。











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