アンダルシア【SC】

45 JH ページ45

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JS「ジョンハナ〜、泣かれるのは困るんだけど。」


『優しく慰めたりとかできないわけ？』


JS「何で俺が慰めんのさ。
カッコつけちゃって。スンチョルに譲ったのは自分でしょ。」


『譲ったってか、元からAにはスンチョルしか見えてないし。』


JS「おうおう、わかったわかった。
今日はパーっと奢ってあげるよ！」


『俺マジでめっちゃ食べるからね。』


JS「…ファミレスにするかぁ。」






そんなことを言いつつ焼肉屋に連れてきてくれたジスは本当にいいやつだと思う。






『スンチョルとA、今頃会うことすらできなくて泣いてんのかなー。』


JS「今頃バッタリ会って感動の再会、からの気持ち伝えてハグしてるかもね。」


『慰める気ある？』


JS「冗談ㅎㅎ」





マジで面白くない冗談ですけど。





JS「ジョンハンはかっこいいよ。
世界一かっこいい。好きな子の幸せを1番に優先できる人ってなかなかいないんだよ。」


『なんだよ、気持ち悪い。
お前からの褒め言葉需要ないんだけど。』


JS「褒めたら褒めたで文句言われんのクソ腹立つ。」




『…俺ずっと好きだったらしいよ。』


JS「随分他人事だね。」


『高校の時はAの周りの男は徹底的に駆除してた。』


JS「うわぁ、最悪。」






なんて言いながら俺の肩を優しくさすってくれるジス。

はは、なんて、笑い事にできてるのも、多分こいつのおかげ。



俺が今、泣かないで笑えてるのも、多分こいつのおかげ。













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