アンダルシア【SC】

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【YOU side】





『おかしい…おかしすぎる！！！！』







スンチョルその日は予定あるからごめん



スンチョルごめん、残業続きなんだよね



スンチョルあー…今は実家帰ってきてるんだよね







スンチョルからのメッセージは全て断りの文章で埋め尽くされていた。


こんなの、私のこと嫌いって言ってるようなもんじゃん。



面倒臭い。

面倒臭い嫌な女だってわかってるのに、送ってしまった。






私、なんかした?



なんか嫌なことしてたら教えて欲しい



スンチョルなんもしてないよ、忙しいだけ






ほら、失敗した。


やっぱり、なんかしてるじゃん。




5分前に送られてきたスンチョルのメッセージを閉じて私はため息をついた。




神様に諦めろって言われたようなものだ。

やっぱり出会いって大事じゃん、ジョンハン。



私とスンチョルは友達にすら向いてない。

そんな、出会いをしてしまったのだ。




あの時にあんなことになってなければ。

あの時にあのバーに行ってなければ。

あの時に私が振られてなければ。




あの日、スンチョルに出会っていなければ。





自分でも思った以上に恋をしていたみたい。




目から落ちる涙を必死にすくっても、止まらない。






心がただただ痛かった。













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