こいつだけはない【MG】 (ページ23)

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MJ「…A。」

次の日、意外にもミンジから始まった。

『ミンジ、ごめん。気づいてあげれなくてごめん。』

MJ「…なんでAが謝るの。
私の方こそごめん。騙すつもりはなかったの。
嫌われると、思った。昔の私、本当に別人だから。」

『そんなことで嫌いになるわけないじゃん。私、ミンジのこと本当に大好きなんだよ。』

MJ「…わかってる。ソクミン、のことも。
もう少し経ったら言おうと思ってた。ごめん。
あと、昨日も来てくれたのにごめん。」

『いいよ、気にしてない。
まぁ、ソクミンのことは聞いておきたかったけど。』

MJ「A仲良いから。もしかしたらソクミンのこと好きなのかもって思ったりした。」

『それはない！…は流石に失礼？』

気づけばミンジは笑っていた。

本当に最低、なんて言いながら笑ってた。

笑いながら、泣いていた。

『ちょっと、真剣なのに笑わないでよ。』

MJ「なんか、馬鹿らしくなってきた。」

『…ミンジ。私はミンジのこと大好きなんだけど。』

MJ「ん。私も、大好き。」

2人でぎゅっと抱き合えば揃って涙が出てきた。

最近、泣いてばっかりなんだけど。

そんな私たちを見て、ニヤニヤ笑っている。

『キム・ミンギュ。』

MG「ほら、言ったじゃん。大丈夫だって。」

『…ありがとう。』

MJ「私からも、ありがとう。」

MG「照れるからやめて。
俺、ソクミンとのこと協力するよ。」

あ、やめて、ミンギュ。

お願い、視線が痛い。

MJ「…チェ・A、バラしたな？」

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