13 MG ページ13
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【MG side】
Aがおかしい。
なにかがおかしい。
「っソクミン!」
DK「お、おー?A…やっほー、?」
「やっほー、じゃなくて!」
『…お前今日どうしたの?』
ソクミン、ソクミン、ってなんなんだ?
「あー…まぁ、詳しいことは言えないんだけど。
そんなことより、ソクミンの好きな服装と髪型を教えて欲しい!あ、女の子のね!」
DK「次は服と髪?」
『A変だよ。ソクミン困ってるんだけど。』
「うんそうだよね、困ってるよね。
ごめん、本当にごめんね。」
DK「いや!大丈夫…!」
そう言って考え始めるソクミンもソクミンだ。
生真面目すぎるんだよ。
急に異性の好みなんて聞き始めて、ヒヤッとした。
もしかしたら、Aはソクミンが好きなのか?
DK「スカート?とか、あんまり服に好みはないんだけど…。髪型はストレートで黒かなぁ。」
「わー、ありがとう!
じゃあ行くね!」
『A!ちょっと待てよ。』
「なに?もう行かなきゃなんだけど…。」
『何隠してるわけ?そんなにしょっちゅう来て意味わからないよ。』
「…言いたいけど言えないの。」
DK「A。俺も答えるのが嫌なわけじゃないけど事情知ってた方が楽だなぁ。」
『白状しろ、こいつめ。』
「わ!痛いって痛いよ!わかったから!」
Aの口からぽつりぽつり出てきた言葉はなんとなく、予想していた言葉だった。
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作者名:だんご | 作成日時:2022年11月30日 14時