01 ページ1
・
【 YOU side】
『オッパ!時間ないから早くトイレ出てよ!』
「A〜!ミンギュくん来てるわよ!」
『あーもう!チェ・スンチョル!』
毎日のようにミンギュを待たせる私。
一緒に登校しているところを見てよく言われる。
「本当に2人とも仲良しね〜。
高校生なんて思春期真っ只中なのに。」
お母さん、知らないの?
『ごめんミンギュ!遅くなった!』
MG「…マジで遅すぎ。遅刻したらどうするわけ?」
『謝ったじゃん。てか先行けばいいのに。』
MG「待ってやってるんだろ?
なにその態度。」
『は?そっちこそ何様なの?』
これが、仲良いって?
MG「絶対チャリ乗せないから。」
そう言うとミンギュはピカピカの自転車にまたぐ。
私はというと、この前タイヤがパンクしたばかりで乗るものがない。
歩いていけば確実に遅刻だろう。
『わーわー!待って!ごめんって!
ミンギュ今日めっちゃかっこいいよ!』
そう叫べばミンギュの足が止まる。
わ、面倒臭いことになった。
MG「ふーん、かっこいい?」
『うん!やっぱイケメンは違うね!
惚れちゃいそう!』
MG「そっかそっか、でもごめんね。」
『え?』
MG「俺、チビには興味ないんだ。」
『死ね。』
・
1311人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だんご | 作成日時:2022年11月30日 14時