１９話「まじかよ」 ページ19
「あ、アブ！」
「Aー！久しぶり」
１週間に一度のペースで食料を届けてくれるアブ
私の初めての親友である
そんな関係が１ヶ月経とうとしていた
「いつもありがとう。ごめんね・・・忙しいのに」
「大丈夫だって！俺が来たくてここに来てるんだし」
二人の会話の口調も最初の敬語は外れてゆるいものになっていた
「今日はAとゆっくりお話したいから、家に荷物置いてから散歩しようか」
「おぉー！たまにはいいかもね。アブの話聞くの好きだし」
そう言って二人は路地裏へ歩む
いつもどうり、最近あった事を話しながら歩いていた
いつもならすぐに家に着いていた
そう、いつもなら・・・
いつもどうり角を曲がろうとしたら
急に目の前に黒いフードを被った何者かが現れた
「！アブ、ちょっと下がってて」
「A！？」
Aはすぐに警戒の態勢をとる
ジロリと睨んだらコートの姿の３人組みはビクリと肩を震わせて
震えた声でこう言った
「に・・・睨まないでください！前みたいな事はしませんから！！」
「は？」
「あ、この声って・・・」
目の前の奴らはフードを取って顔を見せた
「お前等、この前の！」
「はい。そうです！この前は失礼な事をしました」
そいつはこの前アブから金を奪い取ろうとしていた男達だった
そして何故かその男達が目の前で頭を下げて謝っている・・・どういう事だ？これは
「俺達、貴方の強さに惹かれたんです！どうか俺らを弟子にしてください！姉御！！」
「はぁぁぁああぁぁぁぁああぁぁあああぁ！！！？？？」
「A・・ククッ・・・姉御・・・って」
何なんだ何なんだ何なんだぁ！？
あ、姉御ォ！？
いやいや何でだよ！もっと強い奴くらい居るだろ
というかアブ笑ってんじゃないよ！
「な、なんで私？」
「実はこの前、姉御がワンパンで気絶させたやつって俺等のボスだったんですよ！」
「おい！そのボスがココにいるっていうのに・・・お前！」
「姉御に倒された奴を敬う訳ねーだろ！！」
「お・・・お前等ァ！」
・・・ごめん会話に入れさせて
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷよっち(プロフ) - 夢乃ココロさん» コメントありがとうございます！いい話と言ってもらえてとても嬉しいです。学園のお話も、考えてみようと思います！！ (2015年4月28日 18時) (
レス) id: 5d6f6f880e (このIDを非表示/違反報告)
夢乃ココロ(プロフ) - すごく悲しくて、でもすごいいお話でした！！今度はぜひ学園の方とかも見てみたいです（笑） (2015年4月26日 20時) (レス) id: 764d19a4a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよっち(プロフ) - キヨレトloveさん» コメントありがとうございます！そんなに喜んでくださり、とても嬉しいです＾＾長文ありがとうございます！ (2015年4月13日 19時) (レス) id: 5d6f6f880e (このIDを非表示/違反報告)
キヨレトlove - ふわぁぁぁあああ！！泣きました(( すごい作品ですこれは。本当にすごいです。すごい。うんすごi((殴 感動しましたぁぁぁああ！！この作品を作ってくださってありがとうございました(TT (2015年4月13日 16時) (レス) id: ddf32769be (このIDを非表示/違反報告)
ぷよっち(プロフ) - 紫雨さん» コメントありがとうございます！こういうエンディングでも良いのかと悩みましたが、喜んでもらいとても嬉しいです！次回作も早く作りたいと思います！ (2015年4月2日 7時) (レス) id: 5d6f6f880e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぷよっち | 作成日時：2014年9月24日 14時
