１６話「アルファイド」 ページ16
アブと友・・・親友になってから１週間が経った
宣言していたとうりに食料を持ってきてくれた
ただ、毎日来れないから１週間に一度だけ大量に持ってきてくれる
優しい人だ
「いってきます」
チビ達を起こさないように小さな声でそう言い、家を出る
まだ辺りは真っ暗で肌寒かった
何故このような行動をしているかというと実は
A、昨日仕事を見つける事ができました！
やっと働ける！！
その仕事はというと新聞配達だ
給料もそこそこ良いし、衣服に気を欠けなくてもいいのでちょうど良かった
「おはようございます！」
「あぁ、おはようAさん。じゃあさっそく配達してもらえる？」
「はい！」
４０歳位の見た目の男性が、丸い眼鏡を拭きながら棚の上にある新聞へ目線を配る
目線の先にある新聞の束は５０ｃｍほどあった
持ち上げてみたが思っていたより重くなく、両手で落とさないように持つ
「それでは行ってきますね」
「はーい、気をつけてね」
相変わらずゆるいな・・・と思いながら自転車のカゴに新聞を入れる
近くにある時計を尻目に見るとまだ３時半だった
「よゆうだな」
そう呟きながら静かな街を走り抜ける
「よし！ウィールさんっと！・・・えっと次は」
紙に書いてある住所の一番下に目線を配る
するとそこには綺麗な字で『アルファイド』と書かれていた
「アルファイドって・・・国王の所！？」
思わずメモ用紙をに力を入れてしまい、くしゃくしゃになってしまった
慌ててまっすぐに直したが文字が少しゆがんで見えた
アブ＝アルファイド
それがアブの名前であった
そして、国王のファミリーネームでもある
「国王って新聞とってたんだ」
以外だなぁと思いながら自転車を走らせる
国王の家・・・いや、あれは城と言ったほうが似合う
その城は黄色を基調としており、めちゃくちゃ目立っている
なので住所を見るまでもない
アルファイド家に着くと、執事らしき老人が門の前に立っていた
「おはようございます！新聞を持ってきました」
私が声を掛けると老人は細い目をこれでもかというくらい見開いた
「おやおや、可愛らしいお嬢さんではありませんか」
「ふふっ。お世辞でも嬉しいです」
「お世辞ではないのですがね・・・」
執事である老人はとても優しそうに見えた
アブはこの人にお世話になっているのかなーっと思いながら老人に別れを告げ
私はすぐに家に帰った
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ぷよっち(プロフ) - 夢乃ココロさん» コメントありがとうございます！いい話と言ってもらえてとても嬉しいです。学園のお話も、考えてみようと思います！！ (2015年4月28日 18時) (
レス) id: 5d6f6f880e (このIDを非表示/違反報告)
夢乃ココロ(プロフ) - すごく悲しくて、でもすごいいお話でした！！今度はぜひ学園の方とかも見てみたいです（笑） (2015年4月26日 20時) (レス) id: 764d19a4a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよっち(プロフ) - キヨレトloveさん» コメントありがとうございます！そんなに喜んでくださり、とても嬉しいです＾＾長文ありがとうございます！ (2015年4月13日 19時) (レス) id: 5d6f6f880e (このIDを非表示/違反報告)
キヨレトlove - ふわぁぁぁあああ！！泣きました(( すごい作品ですこれは。本当にすごいです。すごい。うんすごi((殴 感動しましたぁぁぁああ！！この作品を作ってくださってありがとうございました(TT (2015年4月13日 16時) (レス) id: ddf32769be (このIDを非表示/違反報告)
ぷよっち(プロフ) - 紫雨さん» コメントありがとうございます！こういうエンディングでも良いのかと悩みましたが、喜んでもらいとても嬉しいです！次回作も早く作りたいと思います！ (2015年4月2日 7時) (レス) id: 5d6f6f880e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷよっち | 作成日時：2014年9月24日 14時
