暗殺教室&カゲプロ～目つきの悪いボクっ娘が３-Eにやってきた～４ (ページ8)

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Ⅸ ページ8

お化け屋敷を出た僕達は、各々別れて行動することに。
キドとモモちゃんはマリーを探しに、シンタローは１人でどこかに行ってしまった。
……恐らく、スマホにエネちゃんがずっといたことに気が付くと思うけど。

僕はというと、特にしたいことも無かったのでとりあえずカノに電話することに。

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・

「あ、いたいた！あの後何してたの～？」

電話した数分後、待ち合わせ場所にカノとセトが。
……それにしても、カノはいつも元気そうだな。

「そうでもないっすよ？」

『……ん？』

僕が思ったことに対して返事をしてきたセト。

「Aがいなくなった後、ずっと落ち込んで＿＿」

「……うわああああ！！
ちょっ、セト何言ってんの！？」

セトの言葉に対して急に焦り始めるカノ。
それよりも。

『言葉に出てた？』

「ん？
……あぁ、ちょっと盗んだだけっすよ」

あれ、セトは能力を使うのが嫌なんじゃ無かったっけ。

「別にアジトのメンバーに対しては嫌じゃないっすよ！」

……そうだったのか。

「そうっすよ！」

「ちょっと待って、２人は何を話してるの？」

何って……セトの能力のことだけど。
てか、さっき気になるワードがセトの口から出たなぁ。

『……僕がいなくなった後、どうしたって？』

「そうそう、Aがいなくなった後、カノがシンタローさんに向かって妬いて、
シンタローさんの事を＿＿」

「ああああ！！言わないでって言ったのに……！！」

『ふーん……？』

ニヤニヤしながらその話を聞く僕、何食わぬ顔で平然と話すセト、珍しく能力で隠さずに顔を真っ赤にしているカノ。
……能力を使っても無駄だと思ったんだろうけど。

『カノがそんな事をねぇ……』

「ああもう……っ！セトめ……！」

「あれ？珍しく能力使って無いんすね」

「うるさいなぁ……！」

『カノの赤面ゲットー』

「ちょ、ちょっと！もう全部セトのせいだ……！！」

「なんすかそれ！酷いっすよ！」

三人で(主にカノをいじりながら)歩いていると、前方に見覚えのある２人組が。
カノは、それに気が付いた瞬間、能力を発動させる。
……切り替え早いっすね。

「あ、星夜さん」

「やっほ～Aちゃん。
さっきお化け屋敷入って行くところ見かけたけど……カノさん達と一緒だったんだ？」

そう、見覚えのある２人組とは渚君とカルマ君の事です。

『あ～、あれはカノじゃなくてキドとシンタローだね』