暗殺教室&カゲプロ～目つきの悪いボクっ娘が３-Eにやってきた～４ (ページ45)

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ⅩⅡ ページ45

＿＿照明の逆光でステージが見づらい！！

ガストロはそれを狙い、先ほど撃った＿＿凛香が隠れている、椅子と椅子の間を銃で撃つ。

「一度発砲した敵の位置は絶対忘れねぇ、もうお前はそこから一歩も動かさねえぜ」

下にいた２人の殺し屋＿＿スモッグとグリップは暗殺専門。
しかし、ガストロは軍人上がり。
この程度の一対多戦闘は何度も経験している。
幾多の経験の中で、敵の位置を把握する術や銃の調子を味で確認する感覚を身につけた。
……中防(ジュニア)ごときに遅れを取るわけがない。

「……さぁて、おまえらが奪った銃はあと一丁あるはずだが」

「速水さんはそのまま待機！！
今撃たなかったのは賢明です千葉君！！君はまだ敵に位置を知られていない！
先生が敵を見ながら指揮するので……ここぞという時まで待つんです！！」

ガストロの声が誰かの声によって中断される。
声の主は＿＿

「テメー何かぶりつきで見てやがんだ！！」

「ヌルフフフ、無駄ですねぇ。これぞ無敵形態の本領発揮」

完全防御形態の、椅子の上にのった殺せんせー。

ズキュン！と撃った弾は全て殺せんせーの体で弾かれる。

「熟練の銃手に中学生が挑むんです。
この位の資格ハンデはいいでしょう」

その状態でそう指揮を執るつもりだ。
そうガストロは思ったが……

「では木村君、５列左へダッシュ！！」

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『あーあー……殺せんせーもよくこんなの思いつくね～』

僕達メカクシ団は今、キドの能力によりステージの陰でE組(みんな)の様子を見守っていた。
……手には一応エアガンを持っている。
エアガンとはいえ、威力はそこそこあるし、万が一の時は役に立つだろう。

「お前……もう少し危機感持ったらどうだ」

キドがため息をついて言う。
……って言われても、こういう現場何度も体験しているし、そもそも僕達の事相手が気が付いていないんじゃ危機感も何も無い。

「……まぁ、相手は僕達がいるって気が付いてないだろうしね～。
デパートのテロに巻き込まれた時の事思い出してきた」

『あ～、でもあれはこの状況よりも危険だったでしょ。
人質も多いし、相手も多かったし、何より束縛されてたし』

「だからお前らもう少し危機感を持て！！」

カノとのんきな事を話していると、キドに怒られた。
すると携帯が振動し、エネちゃんが顔を出した。

「そろそろ私の出番なので失礼します！！」