暗殺教室&カゲプロ～目つきの悪いボクっ娘が３-Eにやってきた～４ (ページ34)

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ホテルの時間ページ34

「しっかし疲れたわ～……」

「自室帰って休もうか……。もう何もする気力無ぇ」

ホテルのテラスへと戻った皆。
……一部の人達が、異常に疲れた様子で椅子によりかかっている。

ドンッ

誰かがぶつかる音がし、振り返ると……。
息を荒くし、苦しそうな表情の莉桜ちゃんと、その様子を見て慌てる渚君。

ガシャッ！

振り返ると、一部の生徒が息を荒くし、苦しそうにしている。

そこで、ふと思い出す。
トロピカルジュースで感じた"違和感"を。

……まさか、これはあのトロピカルジュースの影響なのだろうか。

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「フロント！！この島の病院はどこだ！！」

慌てて生徒を病院に運び込もうとした烏間先生。
しかし、明日１０時まで待たないといけないらしい。

烏間先生が悔しそうに顔をしかめた直後＿＿携帯が鳴った。

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山頂のホテルまで、最も背の低い男女２人が、殺せんせーを持って行く。

烏間先生曰く、それが電話相手の要求らしい。

このクラスで、最も背の低い男女２人と言えば、渚君とカエデちゃんだ。

……２人に行かせるわけにはいかない。

メカクシ団の中で、薬の効果が出たのは、マリーとヒビヤくん。
＿＿よりによって、この２人だ。

「……案の定ダメです、政府としてあのホテルに宿泊者を問い合わせても……、"プライバシー"を繰り返すばかりで……」

「……やはりか」

「やはり……？」と殺せんせーが問う。

『"普久間島"は"伏魔島"と言われ、マークされている。
山頂にあるホテルでは、マフィア勢力やそれらと繋がる財界人が出入りしている。
違法な商談やドラッグパーティーも連夜開かれていて、政府のお偉いさんともパイプがあり、警察もうかつに手が出せない。
……ですよね、烏間先生？』

「ふーん、そんなホテルがこっちに味方するわけないね」

僕がこの島の情報を知っていたことに驚く烏間先生。
……情報網を舐められちゃ困りますよ。

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「良い方法がありますよ」

交渉を受け入れるしかない。
そう皆が思っていたとき、殺せんせーが口を開く。

「元気な人は来てください、汚れても良い格好でね」

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山頂にあるホテルの下。
殺せんせーの指示により、動ける皆が来たのは、急斜面な崖の前。

律とエネちゃん曰く、この崖を登った先に、ホテルへの通用口があるらしい。

「動ける全員でそこから侵入し、最上階を奇襲して治療薬を奪い取る！！」