暗殺教室&カゲプロ～目つきの悪いボクっ娘が３-Eにやってきた～４ (ページ4)

今日:7 hit、昨日:13 hit、合計:77,844 hit

Ⅴ ページ4

「あ、そういえばさっきAと話してたんだけどさ、
この後４人でどっか回ろうよ、メリーゴーランドとか」

「いいっすね！シンタローさん、どうっすか？」

「お前らオレに付き合ってなくていいから回ってきていいぞ……」

『シンタロー、遠慮しなくても良いんだよ？』

「いや別に遠慮してねえよ」

するとシンタローは、ハッ、と何かに気が付いたような顔をし、
「今しかねえ！」
と叫んで立ち上がった。

「え、なになに……？シンタロー君……発作？」

「なんでだよ！いや、ちょっと１人でブラブラして来ようと思ってな！
悪いが付いてこないでくれ！じゃ！」

そう言い、スタスタと歩き去って行ったシンタロー。

……あの様子だと、きっと「今なら１人になれる」と思っているんだろう。そうに違いない。
ただ、シンタローの携帯には多分エネちゃんが残っていると思われる。

エネちゃんの事だし、シンタローの携帯にこっそり隠れて……、とかやりそうだし。

「……シンタローさん、行っちゃったっすね」

「ね～、どうする？」

『うーん……どこか行きたいところとかある？』

「別にどこでもいいっすよ！」

「適当にゲーセンでも行く？」

『結局そうなるのね、まぁいいけど』

「ゲーセンっすか？ならちょっとやりたい事あるんで付き合ってもらってもいいっすか？」

『やりたい事？』

「そうっす！」

ゲームセンターにて。

「あっ、おしいっす！」

「もうちょっと右だって！」

セトのやりたい事とは……ＵＦＯキャッチャーだったらしい。

それにしても……全然取れてないぞ。

ちなみに、セトに取った景品をどうするのか聞いたところ、
「マリーが前から欲しがってたんであげるっす！」
だそうだ。

……だがな、セト。マリーはやらんぞ。

「うぅ……全然取れないっすね」

「あーもう！ちょっとAやってみて？」

『なんで僕が……まぁいいや』

機械に１００円玉を入れ、ゲームスタート。
景品の上に来るように上手く移動させ＿＿

ガシャン。

「うおおお！取れたっす！！流石っすね！！」

「なんでそんなA何でもできるの！？」

『知らない知らない僕は何も知らない……』

「これでマリーが喜んでくれるっす！」

『それは良かったね、けどな、それを取ったのは僕だってことを忘れるなセトよ』

「ぐっ……わ、忘れてないっすよ！！」

「相変わらずだね～、２人とも」

セトにマリーは何が何でもやらないからな！！