暗殺教室&カゲプロ～目つきの悪いボクっ娘が３-Eにやってきた～４ (ページ19)

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☆番外編　クリスマス・イブ　inアジトページ19

メカクシ団アジト内は、団員たちによってきらきらと飾り付けられていた。
壁には「ＭｅｒｒｙＸ’ｍａｓ！」の文字が飾られ、その横には「ＨＡＰＰＹＢＩＲＴＨＤＡＹＫＯＮＯＨＡ！」の文字が。

そして、リビングの端に置いてある大きなツリー。
このツリーは、セトがバイト先から借りて来たものだ。

「コノハ、喜んでくれるといいなぁ……」

「大丈夫っす！きっと喜んでくれるっすよ！」

ツリーの飾りつけをしながら、俯き気味にそう呟いたマリー。
そんなマリーに、すかさずセトが声をかける。
マリーは安心したような、嬉しそうな表情になり、「そうだよね……！」と顔を上げて微笑んだ。
その目には、今夜行われるクリスマスパーティーとコノハの誕生日パーティー、名付けて「コノハの誕生&クリスマス☆パーティー」への期待が込められていた。

現在の時刻は午後3時を回ったところだ。
約1時間ほど前に、Aがコノハを連れて街へと出かけ、午後5時30分には2人が帰ってくる。
それまでにアジト内の飾りつけや、パーティーに使う道具、食事の用意などを全て終わらせるのが、ここメカクシ団アジトにいる団員の役目である。

アジトにはAとコノハを除く全員がいた。
仕事があるかもしれないと心配されていたモモは、パーティーの事を話すと「クリスマスイブは事務所の方が休みにしてくれたので特に予定は無いですよ！」と嬉しそうに答えた。
またバイトがあるかもしれないと心配されていたセトも、「クリスマスイブは店長さんがゆっくり休んで楽しんできなって休みにしてくれたっす！」との事。
他の団員も特に予定がある人はいなかったため、全員パーティーに参加出来ることになった。

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「あ、マリー！そこはその手に持ってるものじゃなくてあの机の上に置いてあるものを飾って～」

「えっ！？う、うん！」

「あっ、おいモモ！勝手に持ってくな！」

「はぁ！？そんな事言ってないでお兄ちゃんさっさと飾りつけしてよ！」

アジト内には各々の会話が飛び交う。
役割分担は、キドが料理、セトとカノとシンタローが道具の用意、その他が飾りつけや手伝い。
はじめは乗り気でなかったヒビヤも、今ではモモやカノなどと口論をしつつも飾りつけを楽しんでいるようだった。

そんな中、時間はどんどん過ぎ＿＿
時刻が、17時30分をまわった。