暗殺教室&カゲプロ～目つきの悪いボクっ娘が３-Eにやってきた～４ (ページ17)

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☆番外編　クリスマス・イブページ17

クリスマス。

街に出るとプレゼントやパーティーの話題で持ちきりになるこの季節。

そして＿＿

「おい、セト！そっち持ってくれ！」

「了解っす！」

「あ、おい！マリー、それは違うやつだ！」

「ひえっ！？ご、ごめんなさい！」

……ここ、メカクシ団アジトでもクリスマスパーティーの準備が行われていた。

と言っても、ただのパーティーではない。

「A！コノハを頼んだぞ！」

「上手く誘導してね～？」

そう、コノハの誕生日でもあるのだ。

・

・

・

「ね～、そういえばさ、今年のクリスマスはどうするの？」

僕達がいつものようにアジト内で各々好きな事をしながら過ごしていると、カノからそんな言葉が。
アジトには、メカクシ団(セトはバイト、マリーは部屋で内職、モモちゃんは仕事、コノハとヒビヤ君は公園へ遊びに)が集まっている。

……今日の日付は、12月19日。
もうそんな時期か、時間がたつのは早いものだ、と思っていると、不意にシンタローの携帯が振動し始めた。

「クリスマスパーティーしたいです！皆でこう、ドーンと盛り上がれるような！」

シンタローがとても嫌そうな顔をし、カノがニヤリと笑う。

「お、いいねエネちゃん。去年は色々忙しくてパーティーとか出来なかったし、今年はやろうよ。ね、良いでしょ？キド」

「俺は別に構わんが……クリスマスだろ？各自予定があるんじゃないか？」

「そっか～……」と気を落としたカノ。
しかし、それも一瞬のこと。すぐ何かを考え付いたような表情になり、

「でもクリスマスに予定入ってそうなのはキサラギちゃんとセトとAくらいじゃない？キサラギちゃんは仕事で、セトはバイトで、Aは学校の友達と何かあるかもしれないし」

と、いつもの笑顔で言った。

僕もその意見には同感する。
確かに、クリスマスから年末にかけては特に仕事が忙しくなる時期。特にモモちゃんは超人気アイドルというだけあって、テレビ出演や生放送など、沢山の仕事が入っていそう。

僕自身は、特に何も予定は入っていないから問題は無い、のだけど……。
何か、大切なことを忘れている気がする。

『12月、24日ってクリスマスイブ以外に……何か、大切なこと、無かったっけ？』

何かあったっけ？と皆が顔を合わせる中、携帯が振動する。
シンタローが迷惑そうに手元の携帯を覗き込むと＿＿

「皆さん！12月24日は……コノハの誕生日ですよ！！」

エネちゃんの声がアジト内に響いた。