暗殺教室&カゲプロ～目つきの悪いボクっ娘が３-Eにやってきた～４ (ページ14)

今日:9 hit、昨日:13 hit、合計:77,846 hit

ⅩⅤ ページ14

「あ、星夜さん達いたよ！」

「Aちゃん、なんかさっき凄い事になってたけど大丈夫？」

「お、おい、コノハ……と言ったか？
お前そんなところに突っ立ってないで……」

背後からは渚君とカルマ君とシンタローの声が。
病院から出て来たみたい。

……僕一人だけ飛んできたからな。

そんな事より、まずはヒビヤ君だ。

ヒビヤ君の目にじわりとにじむ赤。
あれは能力が現れる象徴。

能力が現れるという事は、あちらの世界(・・・・・・)に行き、こちらの世界へ戻ってきたという事。

そして、ヒビヤ君のさっきの発言。
"女の子が１人死んだかもしれない"、"僕だけ助かった"。
これが表すことは＿＿

ヒビヤ君は、女の子＿＿ヒヨリちゃんと何らかの事情であちらの世界へ行き、ヒビヤ君だけがこちらの世界に戻ってきた。

・

「……おい、A、いつまでもそこに立ってないで、アジトへこいつを連れて行くぞ」

『……え？』

キドに話しかけられて前方を見ると、ヒビヤ君を抱えているキドとシンタローに何やら文句を言っているモモちゃん、言い返しているシンタロー、何を考えているかわからない表情のコノハ、僕を見ている渚君、とカルマ君。

「お～い、Aちゃん？」

『うわ、っと。
カルマ君いつの間に目の前に来てたの』

「さっきからAちゃんぼーっとしててなんかおかしいよ？」

『え？うーん……。
まいいや、キドの後ついていかないと』

「え、ちょっと待ってよ……」

カルマ君が目の前にいたことに少し驚きつつ、僕はキド達の後を追いかけた。

・

・

・

渚君とカルマ君と別れ、僕達はアジトへ。

アジトにはセトとマリーがいたので、きっと先に帰っていたんだろう。
そして何かいないぞ。

『あれ？カノは？死んだの？』

「死んでないっすよ！何か今日は戻らないって言ってどこかに消えてったっすよ？」

『要するに死んだんだね、わかった』

「勝手に殺したらカノでもかわいそうっすよ！」

『むしろカノだから大丈夫なんだ、セトよ』

「えっ、そうなんすか！？」

『そうだｙ』

「おいお前ら馬鹿みたいな会話してないで夕飯の準備手伝え」

『はーい』

セトが親切にカノの居場所を教えてくれたので(居場所というよりは何故いないか)とりあえず解決。

そしてキドに怒られた。
いつもの事なので良いですけど。