�� ページ36
「でもさぁ、京都に来た時ぐらい暗殺のこと忘れたかったよなー。
良い景色じゃん、暗殺なんて縁の無い場所でさぁ」
「そうでもないよ杉野。
ちょっと寄りたいコースあったんだ。すぐそこのコンビニだよ」
坂本龍馬遭難之地、と書かれた石が立っている。
「坂本龍馬…って、あの？」
『…１８６７年、龍馬暗殺。近江屋の跡地かな』
「さらに、歩いてすぐの距離に本能寺もあるよ。
当時と場所は少しズレてるけど」
「…そっか、１５８２年の織田信長も暗殺の一種かぁ」
『このわずか１ｋｍぐらいの範囲の中でも、ものすごいビックネームが暗殺されてる。
知名度が低い暗殺も含めれば…まさに数知れず』
「ずっと日本の中心だったこの街は…暗殺の聖地でもあるんだ」
「なるほどな〜
言われてみればこりゃ立派な暗殺旅行だ」
暗殺の
その世界に重大な影響を与えると思われていた人ばっかり。
地球を壊す殺せんせーは、典型的な
「へー、祇園って奥に入るとこんなに人気無いんだ」
「うん、一見さんお断りの店ばかりだから。
目的もなくフラっと来る人もいないし、見通しが良い必要もない。
だから私の希望コースにしてみたの。暗殺にピッタリなんじゃないかって」
さっきから前の方に人の気配を感じる。
これは…３〜４人？
「…星夜さん、さっきからなんかそわそわしてるけどどうしたの？」
『渚君、ここから動かないで』
「え？」
パァン、と前方に向かって対先生特殊弾が入った銃で発砲する。
『…いるのはわかっているんですよ。
いい加減出てきたらどうですか？お兄さん達』
「…なんでこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ」
「！！
……え？」
…やっぱ、神崎さんが日程表落としたのって…！！
「…何お兄さん等？
観光が目的っぽくないんだけど」
「男に用はねー。
女置いておうち帰んな」
そう言った瞬間、カルマ君がその人の頭を電柱に打ち付けた。
「ホラね渚君。
目撃者がいないとこならケンカしても問題ないっしょ」
カルマ君の背後には鉄の棒を持った男が＿＿
「そーだねぇ……っ！？」
鉄の棒がカルマ君の頭に振りかざされる前に、その男の手首に回し蹴りをいれて棒を離させる。
『…中学生相手なんだからこんな棒使わなくたって、良いんじゃないっ？』
その棒を人がいない後方へ投げつけた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫杏(プロフ) - 紫蝶桜さん» あ、本当ですね……指摘ありがとうございますm(_ _)m (2017年5月10日 12時) (
レス) id: 48f167454c (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - 紫杏さん» リメイク版の方カノのナンバー2になってますよ？カノは3では？ (2017年5月10日 10時) (レス) id: 43ee0b77f2 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂カゲプロ暗殺教室好きの人 - まだみてないのにワクワク♪ (2017年1月20日 16時) (レス) id: 24f779a78f (このIDを非表示/違反報告)
紫杏(プロフ) - あみかさん» 今までに書いたものの書き直しはしない可能性が高いです（時間があればするかも）……。本当にすみません<m(_ _)m> 長文失礼しました (2016年3月31日 11時) (レス) id: 48f167454c (このIDを非表示/違反報告)
紫杏(プロフ) - あみかさん» ご意見ありがとうございます<(_ _)> ごめんなさい、台本書きは極力しないようにしているので、このシリーズで台本書きを使用する事は無いと思います( ; _ ; ) これから更新するものはできるだけ誰がどんな様子で何を話したのかを書くようにしているのですが、 (2016年3月31日 11時) (レス) id: 48f167454c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑠璃 | 作成日時：2015年7月30日 1時
