�� ページ24
「さらに頑張って増えてみました。さぁ授業開始です」
教室がいっぱいになるほど分身を増やした殺せんせー。
残像もかなり雑で、別キャラが混ざっている。
増えすぎだと思うが……。
「どうしたの殺せんせー？ なんか気合入りすぎじゃない？」
「んん？そんなことないですよ？」
カエデちゃんの質問に、いつもの笑った顔でそう返す殺せんせー。
＿＿この世の中には……スピードで解決できない問題もあるんですよ。
やはり、理事長の言葉を気にしているのだろうか。
・
キーンコーンカーンコーン
息を荒くし、教卓に体重をかけながら自分を仰ぐ殺せんせー。
「……さすがに相当疲れたみたいだな」
「なんでここまで一生懸命先生をすんのかね〜」
岡島君の質問に、汗をかきながら「ヌルフフフ」と笑う。
「全ては君達のテストの点を上げるためです。そうすれば……
＿＿殺せんせー〜！ おかげでいい点取れたよ！！
＿＿もう殺せんせーの授業無しじゃいられない！ 殺すことなんて出来ないよ！！
＿＿先生！ 私達にも勉強を教えて！
……となって、殺される危険性も無くなり、先生には良いことずくめ」
評判を聞いた巨乳の大学生が勉強を教えてもらいに来る？ そんなわけあるか。
生徒達の尊敬の眼差し？ 今の言葉で無くなったと思う。
世の中そんなに甘くないよ。
そして悪趣味。はっきり言って結構引きます。
皆は顔を見合わせた後、殺せんせーの言葉を否定した。
「……いや、勉強の方はそれなりでいいよな」
「……うん、なんたって暗殺すれば賞金百億だし」
「「百億あれば成績悪くてもその後の人生バラ色だしさ」」
「にゅやッ！ そ、そういう考えをしてきますか！！」
皆は自嘲するように笑いながら続けた。
「俺達エンドのＥ組だぜ殺せんせー」
「テストなんかより……暗殺のほうがよほど身近なチャンスなんだよ」
殺せんせーは少しの間黙り込み「なるほど、よくわかりました」と立ち上がった。
「？」
「何が？」
そして顔に大きな×を浮かべた。
「今の君達には……暗殺者の資格がありませんねぇ。全員校庭へ出なさい。烏間先生とイリーナ先生も呼んでください」
そう言い残して教室を出て行った。
皆は殺せんせーが不機嫌になった理由が分からないようで、不思議そうな顔をしている。
「……？ 急にどーしたんだ殺せんせー」
「さぁ……いきなり不機嫌になったよね」
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紫杏(プロフ) - 紫蝶桜さん» あ、本当ですね……指摘ありがとうございますm(_ _)m (2017年5月10日 12時) (
レス) id: 48f167454c (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - 紫杏さん» リメイク版の方カノのナンバー2になってますよ？カノは3では？ (2017年5月10日 10時) (レス) id: 43ee0b77f2 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂カゲプロ暗殺教室好きの人 - まだみてないのにワクワク♪ (2017年1月20日 16時) (レス) id: 24f779a78f (このIDを非表示/違反報告)
紫杏(プロフ) - あみかさん» 今までに書いたものの書き直しはしない可能性が高いです（時間があればするかも）……。本当にすみません<m(_ _)m> 長文失礼しました (2016年3月31日 11時) (レス) id: 48f167454c (このIDを非表示/違反報告)
紫杏(プロフ) - あみかさん» ご意見ありがとうございます<(_ _)> ごめんなさい、台本書きは極力しないようにしているので、このシリーズで台本書きを使用する事は無いと思います( ; _ ; ) これから更新するものはできるだけ誰がどんな様子で何を話したのかを書くようにしているのですが、 (2016年3月31日 11時) (レス) id: 48f167454c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃 | 作成日時：2015年7月30日 1時
