Twisted Wonder Wolf (ページ5)

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「………ん、他にも人がいたのか。」

「お、シルバーもいたんだな！」

『それに、セベクやジャック、エペルもいたんだ。』

「僕達も忘れてたら困るね。」

「りょ、寮長！」

「それに、ラギー先輩も。」

集まった全員はそれぞれ会話をしながらも自分たちの名前が書いてある席に座り直した。

……全員が座った直後、部屋が暗転した。

『……っ、暗い！？』

「ちょっ、危ないっス！」

「カリム隣にいるか！？」

「おう！隣にいるぜ！」

「人間どもうるさいぞ！！！」

「いや、お前の方がどう考えてもうるさい。」

全員がざわめき始める。
怖い。俺は咄嗟に目を瞑る。

しばらくすると明かりが戻ったのか目の隙間から明かりが盛れる。よかった…何事もなくて。

「はぁ…どうなるかとおも……え？」

「………う、そだろ…？」

「A、目を開けるな！！！」

『……え？』

そう言われても遅かった。
俺は、ぱっちりと目を開けて。
目の前の光景を認識してしまった。

机の上にある十字架。
その近くには【Are you a were Wolf？】と朱色で書かれたポストカード。
それに被さるように

グリムが血だらけで横たわっていた。

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